2014年02月24日

我が家のゴッドファーザー / 来たるべき楽しみなこと

今日はお爺ちゃんの快気祝いだったとのこと。

って言うのは、前日夜に「明日ま○みのところへ行こう。」と我が家のゴッドファーザーが急に言いだすもんで。

私も行きたかったのに!一緒にお祝いしたかったのに!急に言われても無理だもんっ!

しかし、このお爺ちゃん。齢80前にして脅威の回復力。

確かに術後2〜3日の間は術創が痛いし身体中に管が繋がれていておいたわしい限りだった。

が、あれからまだそんなに経っていないというのに再検診でも最初に言われていた通り転移なしだし、普通に出勤している。さらには肝機能が非常に良いので別段酒をストップさせる理由が見当たらないと医者も首を傾げていたとのこと。

爺ちゃんがやっている会社の人々も痛がっていた数日間を知らないもんだから「社長、ほんとに手術したの?
どっこも元と変わりないじゃないですか。」と驚愕している。

私は涙ちょちょぎれるほど嬉しかったがお婆ちゃん曰く「まったく拍子抜けしたわ。あんたが気功みたいな変なのやったからじゃないの。」と何故か不服そう。治って良かったんじゃないのかいっ。

「あと、床頭台に石みたいなもん置いて帰ったやろ。正月にくれたあの長寿のお守りも行けなかったんちゃう?」

(だから!良かったんじゃないですか、あなた。あなたにも遠隔送っているんですよ、私は。)

何はともあれ本当に良かったよ。

これから沢山幸せに過ごして貰いたいもんで。

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もうすぐオーストラリアからお越し下さるNさんが前回来てくれたときに焼き鳥屋でいっぱいひっかけようね!と約束していたのが、あいにく来日予定の日は店がお休み。

なんだよー。そんなに立派な店構えじゃなくてむしろ大衆的だったんだけど、一緒に飲んだくれたかったのに。それに名古屋コーチンやっつけたあと、これまた庶民的な親しいバーでも過ごしたかった。

仕方がないので他のところをあたっているのだが、彼女のメールのやり取りで「楽し過ぎる!」ってのが書いてあって、あの笑顔が浮かんだ。

こちらも凄く楽しみにしているよ。話すこといっぱいあるぞー。もちろん有意義な沈黙でも良いのだけど。

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物事にブロックがかかるというのには理由がある故、そこで立ち止まって耳を澄ませたり感じ取ったりすることが肝心だ。

というわけでまた一つ新しい依頼を受けた今日この頃。

全ては繋がっている。

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2014年02月01日

もう ありがとう としか

寒いくせに花粉が飛び出すのが早いなあ〜。ぐぎゃごー。

今日もそれなりに忙しかったのだけど、また嬉しいことが。

長い闘病の末に来月あたりから週に一度の来訪にチャレンジ出来る方あり。

ほんと真面目に自己ヒーリングしたり旦那さんをモデルにヒーリングしたり。20140131.JPG

体験したことない人には「それが?」と言われそうだけど、自転車にも乗れるようになった。

本来感情というものには適切も不適切もないのだけど、心理学では便宜上、等身大の悲しみや辛さを適切な感情と呼び、自分の癖とかホルモンバランスや疾病によってその感情を盛り過ぎるような状態のことを不適切な感情と呼ぶ。

辛いことがないわけじゃない。でも、皆乗り越えて行っている。

自分を大切にするために人を叩く不健全さは決して誰も大切にしているとは言えないし、はたまた自分を叩くために人を羨むことでも誰も幸せにはならない。

彼女は自分の幸せを歩き始めたのだなあと思った。

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お爺ちゃんが退院!

昨日聴かされていたのだけど、家に帰って、いつものようにお爺ちゃん専用のテーブルとお爺ちゃん専用のソファーでまったりしている姿が嬉しくて。ほーんと、今までは普通に見慣れた光景だったんだけどね。

おかえりなさい、お義父さん。

そう言うと、今まで観たことがないような笑顔を見せてくれた。

お婆ちゃんは退院手続きや道路渋滞の話をしていた。(笑)

おうちが一番ですね。これで眠れますねと言うと「ああ。」と照れたように笑ってくれた。

もう常食?

「ああ。」

お爺ちゃんの好きなかりんとう買って来ましたよ。と置くと、また「ああ。」と笑っていた。

人一人の存在は凄い。特にお爺ちゃんはね。

まだ家族バラバラあちらこちらで自分の成すべきことをしている。

でも、きっとみんな喜ぶだろうなあと思う。

無神論者の私でも。。。神様!と思っていまう。神様天使様、宇宙エネルギー、白様、もうとにかくありがとう。

あ、わかってるよ、わかってるよ。誰だって順番にお別れが来ることくらい。

だからこそ、この時代、この瞬間という特別なギフトに心からお礼を言いたい。

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花粉なんだが、心労なんだか分からないんだけど、酷く疲れていた。

でも、今夜は安心して眠ろう。

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2014年01月27日

優しいマウンテンゴリラ(← ひどい)

事務所へお越し下さっている方にはオーダーのアクセサリーを含めて、郵送ではなくて手渡し納品することが出来ている。

その嬉しそうな『うわ〜・・。』という顔が、こちらとしてはまた嬉しい。

気に入って下さっているということだから。

私が着けているものを『それと同じのとオーダーします。』と仰る方もいれば、オーダーして下さった人に作った後、『あ、これ、私にも必要だ。』と思うことも両方ある故しばしばお揃い状況ということが起こってはいるものの。20140126.JPG

先日私のと同じストーンを使ったピアスをお渡しした際には驚いた。ものすごーく似合っていたし、可愛いし、私のよりも輝いていてパワフルだった。

もしかして私、その時はサンプリングの役割を果たしたのかもね。実に彼女らしいピアスだった。

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昨年の暮れ頃、『年明け、一月のどこかで親父が腹を切るらしい。』と夫に聴いた。

なぬっっ?どこでじゃわからん。具体的な日にちはいつなんだ。

それがでかい病院故変更も多くて日時は確定しない上に、まだ切るかどうかってのも分からない状況だった。

正確に言うともう2〜3年前に告知されていた病名で、お爺ちゃん、それに動じることもなく既にその時から遺書を用意しているとのこと。

なのだけど、そうは行くか。

特別どこか痛くて騒いでいるというとき以外には嫁故にレイキを流したり身体に触れるのが躊躇される故、二階の自室からお爺ちゃんたちが居る一階に向けて遠隔でレイキを送っていた。

しかし、今回開腹手術をするにあたって案の定日にちを教えてくれなかったので困ったものだと思っていたのだけど、あのなあ、隠せるわけないじゃん。私も元オペナースなんだから。

術後の排痰や呼吸訓練のための器械がテーブルに置いてあり、その横に術前用の下剤が置いてあった暁には「手術でしょう?決まったんでしょう?明日?あさって?」

『うーん、まあ手術して肝臓の端っこだけ切るんだけどな。もし転移していて放射線とかの話になったら、わしは受けんよ。そういうのはもう良い。』

答えになってなーいっ!いつなのか?と訊いているんだ。
うん、でも、その後の自分で決めた方針には頷いた。

うん、そう決めてるのは分かった。

横から夫やお婆ちゃんが『切らなくて良いって話もあったけど、あれはどうなったの?』と切ることに対して不満で口を挟んで来るのだが、切らなくて良いという状況は私から見ると怖いんだよ。切っても取りようがないってことなんだから。

かくして無事に手術は終わった。

その夜、義弟さんと夫と一緒に飲んでいて、義弟さん曰く「オヤジのところへ行ったら石が割れちゃったよ、消えちゃったよ。」と昔作ってあげたストラップを見せて来る。「これ、オヤジの悪いもんをはじいてくれたのかな?」と、不動産の大御所でバリバリ現実的な彼が言う。

きっとそうなんでしょうね。と言って、とりあえずダメになったストラップをはずして私のやつと取り換えておいた。

さて、あれから二回、お爺ちゃんのところへ行った。

嫁なんであんまり傍にいられても気を遣うだろうと思いきや、最初のうちは顔を見るなり「おい!TVのリモコンとってくれ!うがいしたい!おい!痰を出すときが痛い!ティッシュを取ってくれ!」とカーテンを開けるなり色んなことを言っていたので何だか安心した。

あいかわずの怒りんぼうでナースさん、隠しきれないほど眉間に皺がよっていた。怒鳴るし、おまえおまえ言う時代の男なんだよね。

それとは別に私はベッドの周辺をうろついては、あらゆるところから出ているドレーンや尿の管、そして腰椎から入っている痛み止め注入用の管を観察してまわる。面会人としては変な動きなのでナースの方々がじーーっと釘づけになってみていたが。

そのドレーンの先の袋には、その管の先がどこに入っているか?ということが簡潔にマジックで書かれている。

”肝 端 断面”。

要するにちゃんと切ったということだ。

肝臓の端を切って縫い合わせて、どこから出る血液をドレナージしているということ。

開腹してみて「ああ、これはもう手がつけられない。」と言って閉じたパターンではない。おしっこもよく出ている。

喫煙者だったわりには血中酸素の量も良い。

お爺ちゃん曰く「転移していないはずがないんだよ。俺の兄弟は皆肺やら肝やらが原発で必ずどこかに転移して死んだんだ。」

そういえば、あなたはケンゾーさん。三男さんに付けられるお名前ですね。

「兄貴より長生きしちゃったよ。だから、もうええじゃろ。転移も絶対あるだろうしな。」

うんにゃ、お義父さん。大丈夫だよ。(そうはさせるか。)

「だって2年も3年もほったらかしで転移なしっておかしいだろう。」

私があんまり各管やドレーンなどを眉間に皺寄せて見つめているもんで、ナースさんがやって来て「ほんとですよ。ほんとに肝臓の端をちょっと切って転移なかったんですよ。」と声をかけてくれた。

長女くんたちはポジティブだ。「考えて見ればこの家の人間、今まで誰一人とこんなことなかった。私たちも生まれてから一度も入院騒ぎの一つもない。これは何か大きな力に護らているとしか思えない。まあーねー、おじやんも年だから分からないけど今までが普通じゃなかったんだよ。」

・・・・・・・・・・・・・その大きな力、これからも駆使されますように。

そして二日後の今日、お爺ちゃんはしっかりと歩けるようになっていた。色んなドレーンも抜けていてビックリ。

毎日変わる変わる親戚縁者や息子や孫が訪問する。

そんなとき、お爺ちゃんは笑っている。

お爺ちゃん、早く帰って来てね。それもアフォメーションしておくわ。

そして、皆がそうであるように、私もまた自分の仕事を頑張るよ。

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2014年01月23日

彼女の力 / あきない人もいる / 団結の笑顔

今日は嬉しいことがあった。

『先生、私、大分良くなりましたよ。二日置きくらいに間をあけてみようかと思います。』という言葉を聴けた。

確かに本当に動けるようになったり食べれるし眠れている。

まだまだ油断は禁物なのだけど、本人がチャレンジしたいと思うことであり、はたまた充分過ぎるほど自分の身体の声に耳を澄まして来た彼女だから答えはイエス。20140122.JPG

やがて三日置きとか週一とか、もっとスパンが開いても大丈夫になる。

はたまたそのプロセスでちょっと頑張り過ぎて症状が出ちゃったときにはいつでもまた集中トリートメントに戻りつつ何がいけなかったのか?ということを一緒に考えていけば良い。

もちろん本人にとっては『長かった。』と思える数か月なのだけど、多くの人を見て来た私にとっては心配になるくらいの異例の速さだった。

でも、とにかく嬉しい。良く頑張って下さって凄い人だなあと思う。この場合の頑張るというのは生き方や行動パターン、考え方を変えるということについての頑張りのことなのだけど。

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それに関連して思うのは、長引く人の特徴としては、皆さん患者さんなのにミニドクターになってしまうというところ。

昨今は情報が氾濫しているので、自己判断したりそれまでの自分のやり方を通したり、結果的に自分の身体や心に毒素をドンドン溜め込んでしまっている。

主に”はいでもゲーム”が行われて一向に悪くなるまでの自分のやり方を頑なに変えようとしない。

もちろん誰にでも自分の好きなやり方というものがある。

でも、それが現状を生み出しているのだとしたら、そのやり方は間違っているのだという単純な理屈。

それが中々受け入れられないのが人間というもので、結果同じところへ戻って来てしまったりするのだけど、私はそれに気が付く知を持っている人が好きだ。

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今日は主人の弟さんが遥々やって来てくれたので、次女くんと四人でBuzzで大笑いしつつ杯交わした。

色んなことがある。

前の晩は長女くんが例によって私のPCを占領しItuneをいじっていたのだが。

その間、色んな話が聴けた。

同棲を始めた次女くんの次女くんらしいエピソードを長女くんから聴きつつ大笑いしつつ夜がふけていった。

実は今一家にとって一大事が起きている故、代わる代わる親族が現れたり、この間出て行ったばかりの娘が帰って来たりとせわしないのだが。

皆、申し合わせたかのように『笑っていよう。』という暗黙の了解。

そして信じよう。

そして私はこのまま進んで行こう。すべきことをやって行こう。

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2014年01月03日

御礼と祈り

昨日、親族の大宴会の最中、席に呼ばれては飲んだり、すぐ台所へ戻ってはまた飲んだりしていたところ、お義弟さんの「かおるさんに訊け。」と言う声が聴こえた。

水仕事をしていたので何を言っているのか聴こえなかった故、すぐ水道の蛇口を止めて「何?何が欲しいんです?」と叫ぼうと思ったところ、お義弟さんの彼女さんがこちらへ回って現れた。

手にタバコケースを持っていたので「ああ、灰皿ですね。今、二階から持って来るから席に戻って楽しんでいて下さい。」と言った。

おそらくはタバコが吸いたくなったもののお義父さんやお義母さんやお姉さんが居るところでは吸いにくいので旦那様にごしょごしょと「吸っちゃダメだよね?外行った方が良いよね?」と訊いたところを「かおるさんに訊け。」と言われたのだろう。

「いえ。ちょっとあの席で吸う勇気はないのでここで吸っても良いですか?それとも外に行った方が良いですか?」と仰る。

ええ、うちのお御主であるお爺ちゃん以外はさすがに居間で吸える雰囲気ではないのよね。

そこでにやっ!と笑って「じゃ、ここで一緒に吸いましょう。」と台所の地べたにどかっ!と座ってタバコに火をつけて見せたところ、もう何年もの間、気を使っていた彼女の嬉しそうな満面の笑顔が見えた。

銘柄はお義弟さんの前妻さんが吸っていたタバコと同じ。要するに私のタバコと同じ。

「お姉さん、よくお兄さんのご両親と一緒に住めますね・・・。うちの人がいつも言っています。”かおるさんにはいつもうちの親の面倒見て貰っていてとても感謝しているって・・・。」

それを聴いて私はまじで爆笑してしまった。

どこが面倒見ているんだか。

お父さんとお母さんには私の方が面倒見て貰っているわ。

思えば出会って20年弱、当時まだまだ不良娘の名残りが残っている私は、度々彼らを驚愕させることがあった。何たって、嫁なのに正しいと思ったことは曲げないし、嫁なのに怒鳴られれば怒鳴り返してしまうという暴君だったのだから。

でも、月日と共に色んなことを学ばせていただいたし、本当だったら得られない体験を与えて下さった。

子育てもさせて貰えていっぱい助けて貰えて、何よりお恥ずかしいことに根本的には何ら若い頃と変わらない芯をそのままに受け入れていただいている。

そういったことを真剣に、ことさら短く話したところ、目をまん丸くしている彼女が居て「ああ・・・。本当のことだって分かる。あり得ないことだと思いたかったんだけど、体裁じゃなくて本気で言ってるんだって分かる。」と仰る。

あと、お正月と言えど、何かと窮屈な思いをなさったり気を使っていただいたりすると思うのに、ここ数年いらして下さって本当にありがとうということも伝えた。

彼女の手首にパワーストーンのブレスが着け過ぎやろ?と思うくらい着いていたのだけど、そのうちの一本が昨年私が差し上げたものだった。石が大好きだから作ってあげて欲しいとお義弟さんに頼まれて作ってあげたクンツァイトやローズクォーツが入ったブレス。

その他大勢のブレスは旅行が趣味のお義弟さんとどこかへ出かける度に買ったものらしいのだけど「行く先々で石屋さんに『これ、どうしたの?これ、一番凄いね。』って言われるんですよ。こんなにいっぱい着けているのにいつもお姉さんのを石屋さんに訊かれる。それか何も分からないのか訊かないかのどちらかなんですよ。」とのこと。

それは喜んで貰えて良かったわーと答えていたのだけど、最近購入したというグリーンアベンチュリンで出来たものを除くと他は皆ひどく疲れている様子だったので「浄化して来てあげるね。そこでタバコ吸っててね。」と言って立ち去っては二階で人が見れば怪しげな儀式。

でも、お返しすると『わあ、ピカピカだ!』と喜んでくれた。

ふと気づくとうちの夫とお義弟さんが私たちを見下ろしていて「二人でいつまで密談しているの。」と言うので笑った。

私にも身に覚えがある。初めてこのおうちへ嫁入りした頃、良い家族なだけに余計に余所者感やのけ者みたいな疎外感を感じていた。

それは皆さんが悪いわけではなくて、身内を護りたいが故に出来るストレンジャーに対しての視線なのだけど。

今までの中で一番打ち解けて下さった彼女の笑顔が嬉しかった。

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今日はお義姉さん一家がお帰りになった後で夫と阿豆佐味天神社までドライブ。

白ちゃんのことをまだお礼していなかったので本殿と猫返し神社という異名を持つ御社にもお参りして心からお礼を唱えた。

明日も初仕事が早く終わるので高幡様にもお礼を言いに行く予定。

それにしても阿豆佐味天様のこのコマ猫ちゃんの像が可愛いのよね。

そして、自分ちのにゃんこを連れて来ていらっしゃる方もいて、絵馬を書くコーナーのテーブルの上に紐で繋いだちゃんこちゃんをそっと乗せては絵馬をぶら下げていらっしゃる。

エルザに似ている可愛いアメショーちゃんのことを見ていると釘づけになってしまい、つい『撫でさせていただいても良いですか?』と訊くと『ははは。どうぞ。』と言って下さる見知らぬ方。

で、このアメショーちゃん、外だいうのに、そして周りにこんなに人が居るというのに、グルグル言いながら私にスリ〜っ、スリ〜っ!とやってくれる。よく太っていて可愛い。

多頭飼いしていて他のにゃんこちゃんが居なくなってしまったのかな。飼い主さんは一生懸命絵馬を書いて吊り下げていらっしゃる。

どうか、この一家とそのにゃんこちゃんが再会できますように。

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お爺ちゃんとお婆ちゃんに長寿&健康のお守りを一つづつ買って帰ったのだが、何だか普通のお守りの何倍もでかい。御利益がありますように。

普段、会話らしい会話は交わさないのだけど、渡したら凄く喜んでくれた。『なんだ?そんな神社があるのか。知らなかったぞ。』とお爺ちゃん。

昨日、義妹ちゃんに「もっと蟹食べなよ。お爺ちゃんが沢山買っておいて下さった毛蟹だよ。」と薦めても『いやあ、なかなかそういうわけには・・・。』と言っていたので、大笑いした。二人で『そうなんだよね。嫁にとっては、ここは家であっても家でないってところがあるもんね。』とヒソヒソ答えていた。

ところが、今日、鶏と牡蠣の鍋の支度をして久しぶりにお爺ちゃんとお婆ちゃんと夫と四人で食卓を囲んでいたところ、『昨日は食えなかっただろう。これ、全部食え。』と私の分の毛蟹を捌いておいて下さった。

まあ、何ということだろう・・・とお礼を言うのだけど、家事しながらも食べるものは食べていたので、かえって心苦しい。

しかし、箸を置く度にお爺ちゃんが『なんだ。おまえは。もっと、食え。これ、全部食え。』と繰り返し声をかけてくれた。

くっ・・・。お気持ちはありがたいのだけど、若者じゃないんだからもうそんなに食えませんし。

でも、わかるよ、それ・・・。自分はもうそんなに食べたくないんだよね。人に食べさせたくて仕方なくなるんだよね。

で、厳しい時代を生き抜いて来てさあ・・・、頑固じゃないと一家を護ったり子供を育てあげたり、会社を生き抜いたりとか出来ない時代でさあ・・・。今更何か優しい言葉を・・・って思っても出て来ないんだよね。

だから、年に一度大晦日だけ台所に立ってローストビーフを焼くお爺ちゃん。

ここぞとばかりに食材を買って来るお爺ちゃん。『なんだ、おまえは。もっと食え。食わんか。』というお爺ちゃん。そういう表現しか出来ない。

でも、充分過ぎるほど伝わって来るのは積み重ねて来た体験がオーラに透けて見えるから。

世の中には言葉で誤魔化せないことが沢山あるのと同時に、短い言葉で充分過ぎるほど伝わるものも存在するんだよね。

どうしてもどうしても自分の爺ちゃんを思い出してしまうよ。何だか色んなところがよく似ているんだよなあ。

正月もまだ二日目だというのに、何だか、ひそかに涙をこらえていた夕食の席。

神様、天使様、氏神様、全ての知り得る神々様も仏様も。

どうか、この人とその伴侶であるお婆ちゃんの、これまでの苦労に見合うだけの、いや、それ以上の幸福が与えられますように。

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2014年01月02日

そんなスタート

あれだけ毎年山のようなお節料理があるというのに、何と思わぬ人物がまた一つお節を抱えて訪れた。

東大の大学院を卒業して今やD社でもまれている甥っ子のRくんである。20140012.JPG

そうそう仕事をすると付き合いで買ったりせねばならなくなることもあるんだよね。「そうなんすっよ・・・。」という彼はもはや大人の顔になっていた。

しかし、もっと恐ろしいのは、これだけの料理と酒があるのに、それでも足りなくなるというこの事態。

ほんとに気持ちが良いほど食べて下さる。

ちょいと洗い物をしていると、あっという間に盛り付けたはずの料理が残骸と化してしまうのだ。201401013.JPG

お爺ちゃんもいつにも増して張り切って毛蟹10杯以上とか、はたまた山ほどのマグロとか。

私はアボガドとサーモンのサラダとか色んなものを台所から運んで行くのだけど、義弟さんが「かおるさん、そろそろ毎年恒例のあれ。かおるさんのブラックペッパーが効いた唐揚げが食べたい!」と。

やっぱりなあ。良かったよ、用意しておいて。

酒は酒で物凄い量のワインやバーボンやウイスキーや日本酒があったのに、何?もう無い?ビールすらない?

じゃ、自家製の梅酒飲んでて下さいっと叫んでいるところへ元旦だというのに宅急便が続々と届いた。

何と、クライアントさんや友人から久保田の千寿だの万寿だの獺祭だの、極め付け、Kちゃんから東北の美味しいお酒も届いた。

普段はあんまり飲めないんですよっと誤解を解くべく主張しているのだけど、この時ばかりはありがたい。

元旦からキッチンドランカー兼料理人となって自分も飲みまくっていたという。だって早く飲まないと無くなるものっ。

特にKちゃんが送って下さったお酒は誰も飲んだことがなく「美味しい、美味しい。」と言って完売。一升瓶なのにっ。

201401015.JPGさすがに夕方になる頃には皆さん「お腹が苦しい。」とか「もう飲めねえ。」などと言いつつ一人二人と寝入って行ったのだが、そのわずか一時間後に娘とその彼氏や甥っ子ちゃんや姪っ子ちゃんからパスタの所望あり。

ひーっ、今台所が片付いたばかりだというのに。でも、嬉しいーー!作ったるわいっ♪

ズワイガニのペペロンチーノ&ズワイガニのトマトクリームソース。2種のパスタをてんこ盛り。

美味しいー!って言ってくれるとやっぱり嬉しいもので。

そんなこんなで今年もおそろしく賑やかな年明けだった。

義弟さんのお嫁さんが気を使ってタバコを吸えなかったようなので二人で台所の陰に隠れてスパスパ吸いつつ談話したりとか。

まあ、今年も皆元気で良かった。

本当に元気で良かった。

****************

夜、娘と娘の彼氏とで温泉が出るスーパー銭湯へ行く。

飲み倒していたし、疲れていたから、男と女で45分後の待ち合わせで良いだろうと踏んでいたのだけど。

女同士、湯船の中で色んなことを話しこんで盛り上がってしまい男たちを待たせてしまった。

ただでさえ女の風呂はあれこれやることがあって時間がかかるというのに。

それなのに待たされた彼はにっこにこ顔で「いやあ、気持ち良かったっす!本当に気持ち良かったっす!頭痛が取れました!」と。

優しいねえ。

そして、その直後「小腹がすきました。」というのを聴いて驚愕した星空の帰り道だった。
まだ食えるんか。
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新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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初日から・・・
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2013年10月08日

喜寿から2年

私たち家族は、昨日という日のことを、もうずいぶん前から「忘れてない?ここの日曜日の夜だよ!」と言い合っていた。

家族全員が集うには、かなり前からの少々の努力が各自に必要となって来るし、おまけにこの家族、皆なんやかんやと予定が多いので忘れそう。なので、互いに代わる代わる声をかけ合っていた。

何故かと言うともう少し先の爺ちゃんの誕生日は平日だったので、その少し前のこの夜にお祝いをしてしまおうという算段だった。

鶏工房でお爺ちゃんの喜寿を祝ってから早二年の年月が経ったのだなあ。

焼鳥も良いのだけど、今ではマスターが立川で焼いているので、足の悪いお婆ちゃんにはちょいと遠い。ので、今回はうちの近所のBuzzさんにお鍋などをお願いしてそこで催すことと相成った。

「大丈夫?忘れてない?」と一番多く言われたのは私だったのだが、当日は4時にカウンセリングが終了する予定。
なので、Buzzに5時集合と言われても余裕だろうと思っていた。

ところが、その仕事が終わった4時になってから娘からのメールで「サプライズにホールのケーキを用意しておけば良かったかな?!」なんて言われたもので、慌てて駅ビルに走り用意した。

すると夫が電話で「お店の人に出して貰うのは悪いじゃん。忙しい店なんだからさ。」と言う。もう買っちゃったわい、何言ってるの。

店の隅に隠させて貰っておいて、頃合いを見計らって私が火をつけて、そんで私たちが居る座敷だけ電気を消して持って来るわ!その瞬間には大塚ちゃんのバースデーソングのスイッチを娘にクリックして貰ってね。

なんてことを言ったのは、時刻が午後5時という恐ろしく早い時間からだったので、座敷に他に客が居ないだろうということを予想してのことだった。

そんなサプライズとは別に、Buzzさんの心尽くしはありがたかった。

いつもはメニューにない新鮮な刺身や鍋などを用意して下さっていて、皆からのプレゼントなどを貰って喜んでいたお爺ちゃん。

まさかこんなに素直に喜んでくれる日が来るなんて若い頃には思ってなかったのよね。ほんと、強面だったもんなあ。

万事がうまく行って喜んでいたその時、お店のカウンターが既にいっぱいになっていた。

恐るべし。何ということか。まだ5時過ぎなのに店がいっぱい。

しかも、こちらの座席にも小さなお子さんを連れた若い夫婦がやって来るのが見えた。

あー、バスデーケーキ持って来るときに電気消すってのはダメだわ!とこの時点であきらめていたのだが。

何と、その若いご夫婦が、夫が普段から可愛がっている会社の部下のR君だったのである。

まずはそのことで大騒ぎする。

まあ、色んな意味で。

確かに以前夫が彼をこの店に連れて来てご馳走して「家族で使ってくれ。」と言っていたのだけど、まさか互いの家族が勢ぞろいで鉢合わせするとは。

で、いくら可愛がられているとは言え、「ぶ、部長・・・・。同じ座敷に来てしまってすみません。」と蒼くなって言うR君。夫のことも怖がっているけど、うちのじーじも歳を重ねたとは言え、まだまだ眼光するどい男。そりゃ普通の人は怖いわ。

しかし、R君が連れていた美人の奥さんと一歳の息子さん、四歳の娘さんは私たちを存分に和ませてくれた。

妙ーに懐いて私たちのところへ来たがり、特に一歳の子の方はハイスピードでこちらのテーブルに這い這いして来る。

「ああ!こら!もう、すみません!こいつ、一歳からして女好きなんですよ。そちらに美人が三人も居るから!」とR君が叫びつつ追いかけて来るのだけど、一歳児がまっすぐに目指したのは、うちの夫のところだった。なーぜだか、一目惚れしたらしい。

で、四歳のお姉ちゃんは私に折り紙で作ったハートを「これ、あげたいの。」と持って来る。

普段、非常に内気な姉弟らしいのだが、こちら側のテーブルの私たちに関心を示して滅茶苦茶叫んで走り回っていた。

「ごらあ!止めろ!まずいって!パパはこれまでで一番怒るぞ!」と若い父さんが凄むのもどこ吹く風。

結局、私たち皆で代わる代わる高い高いをしてあげると大喜び。

そのついでと言っては何だったのだけど、R君のところへ行って、耳打ちしたのは、後から少しの間だけ電気が消えることと、実は今日は夫のお父さんの誕生会であったこと。

夫妻は「もちろん、大丈夫ですよ!」と耳打ちしてくれた。

そしてある程度の時間が流れて、店の入り口の横に隠しておいたバースデーケーキの前にかがみ込み、ろうそくを立ててそろりそろりと運んだ私。

今日のカウンターの人々は皆知らない人ばっかりだったのだけど、「吹き消しちゃうよー。」とからかって来るので「ぶち殺しますよ。」と言いつつ通過すると爆笑していた。

電気を消すとお婆ちゃんは「あら、停電やね。」と言い、お爺ちゃんは「なんだ、珍しいな。」と言っていたが、自分の前にケーキが運ばれて来ると大笑いしていた。

わ、笑いかい。

私なんか、今年、三回もこれやられて、三回とも泣いちゃったけどね。

お爺ちゃんが火を吹き消して、隣の家族まで拍手をしてくれた。

で、私と夫はケーキを食べないので、R君一家のお子さんたちにあげたら、これまた凄く喜んでくれた。

サプライズはほんとはこれだけで終わるはずの日だったのだけど、実はうちの夫、このR君とうちの娘たちの出身高校が同じだということを内緒にしていた。ええ、彼だけに。

偶然彼が入社して来た際、夫の方は気づいて娘たちに話していたのだが。

うちの二つ歳が離れた長女くんと次女くんの間の学年にR君がいて、まあ、要するにやんちゃな不良たちで色んな友達や先輩も交えて飲んだこともあるそうなのだが、夫は公私を分けるために内緒にしていたのだった。

それがこの日、いともたやすく発覚。

でも、顔が夫に似ているのでてっきりR君も知っていると思っていたのだけど、この夜、「ええええ?!尾崎姉妹が部長の娘さん?!」と驚愕していたというサプライズもついた。

うちの子たちも「へえー、いやあ、ビックリした。いやあ、ほんとにビックリした。お父さんには聴いていたけど、あのワルがこんなに立派で子煩悩なパパになっているなんて!」と言っては若い人同士で思い出話に花を咲かせていた夜でもあった。

それはともかく、お爺ちゃん、79歳おめでとう。

「ほんとうはこういうの好かんけどな。今年最後かも知れんからな。」と仰るが。

いやいや、少なくともお爺ちゃんもお婆ちゃんも、あと21回くらいはやりましょうよ。← 私たちが生きてるかどうかも疑問だけど。

あと、どうでも良いんだけど、夜寝るのが早いお爺ちゃんとお婆ちゃんのために早い時間にお暇したのだけど、その際、赤ちゃんと赤ちゃんのお姉ちゃんが物凄い後追いして泣くのが可愛かった。

今日会ったばかりなのにねえ。仲良くしてくれて本当にありがとう。

元気に育っておくれ。

********************
今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。
今日が あなたにとって良い一日でありますように。


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2013年01月18日

足が痛い事件 / 今日という未来に居る子供たち

一昨日の夜、帰宅した途端、夫が物凄く焦ったテンションで「お爺が足が痛いと言っている!!!」と。

え?!なぬ?と言って、たちまち脳裏をよぎるのは、ずっと前、おそらくは一年以上前にもあった出来事。

その時もやはり私が帰宅した時間に爺ちゃんの「痛い、痛い。」と言う唸り声が聴こえていた。

今日は唸るほどの痛さではないのか、老夫婦が眠る寝室の方は、シーンとしていたので、夫に言われなければ気が付かなかったことだろう。


私が嫁入りたての頃は、お二方はとても元気で若かった。

あたりまえのことだけど、長い年月を共に暮らすうちにお爺ちゃんとお婆ちゃんらしくなった。

その移り変わりを目の当たりにして、「ああ、人は本当に年をとるのだな。どんな人でもちゃんと順当に老人になるのだなあ。」ということをひしひしと感じていた私。← いやいや、おまえも立派なおばさんになってんだよ。

そして、健脚だったお爺ちゃんが一年以上前のある日、突然足が痛いと言って呻いていたとき、普段はてれちゃってほとんど至近距離に寄らないのに、無我夢中でレイキをあてさせていただいた。

爺ちゃんも婆ちゃんもレイキを知らない。

レイキに限ったことじゃないのだけど、私は自分がやることをいちいち自分から人に説明することもないので、突然手当てし始めたらビックリするんじゃないか?とも思ったのだけど「あら、何か、楽になって来た。」と身を任せて下さった。

で、婆ちゃんが具合悪くなったときもそうだったのだけど、そういう時には、恥ずかしいとか、何と思われるか?なんてことは考えていられないのだ。はたまた普段自己ヒーリングして通りを良くしているのでそういうときほど、沢山流れてビリビリする。

その時見た感触によると、足の血管が閉塞気味になって血流が悪くなっているな?!ということを感じたので、”これはやっかいだ!”と思った。この状態って物凄く痛いのよ。もちろん自分は体験していないのだけど、色んな患者さんたちが色んな関わりの中で教えて来てくれたことが沢山ある。

お元気なのだけど、10年くらい前から血圧は高かった。年齢も行けば色んな意味であちらこちらの血流も悪くなる。

しかし、娘たちも夫も婆ちゃんも囲んで見守ってる中で、その時はしばらく足にレイキをあてるだけで痛みが引いてしまった。

「いや、何したか知らんけど、どうもな。」

いやいやいや、でも、明日は絶対病院へも行って下さいよっ!とお願いして、翌日受診して貰ったのだが、結局は”何ともない”という所見だった。

もっとも、痛がっている最中は青白かった足が、翌日には普通の肌色に戻っちゃっていたので、予想出来た診断結果だったけど。

それからというもの、なるべく冷やさないようにしたりお風呂であったまって貰ったり、定期受診なさったり、次女くんがマッサージしてくれたりと気を付けていたり、そして私はひそかにしばしば遠隔レイキを一階に飛ばしたりと色々だったが、あんなことは今日の今日まで二度と起こらなかった。

そんなことがあったもので、今回は久々に痛がっているということを聴いて慌てた。

またいつかのように普段は足を踏み入れぬ寝室へずかずか入って行って、またもや狭い一室に一家総出で集まり爺ちゃんを囲むという状況になった。

夫の声がでかいので、娘たちの部屋まで「かおちゃん!お爺がっ!」という声が聴こえたらしく、ドヤドヤ集まって「じーじ!足、見せてごらん!」と娘たちが言っている。

しかし、強面の爺ちゃんが「ああっ?うん。ほらっ。」と片足を布団から出したとき、何だか、私はホッとした。

いつのかの時とは全く違う。何故なら、明らかに踝が腫れていたから。

腫れているけれど、足の色は健康な色。

「お母さん!どう?!どう?見て!」と訊かれたときには、ずいぶんほっとした気持ちになっていて「足、くじきました?」と訊いていた。

「うん。言われてみれば、雪の日にちょっと捻ったな。」とケロリとして答えるので、一同ずっこけた。

いつかのように痺れるような痛みじゃないですよね?と訊くと「うん。」と。

足が腫れているのに嬉しそうにするのも何だが、とにかくほっとした。ただの捻挫の可能性が高い。

「あっためるのか?」

いやいや、冷やしましょう。

そう言うと、娘たちがビュッ!と飛んで行ってタオルとアイスパックを持って来てお爺ちゃんの踝に当たるように足に巻いていた。

あらっ、レイキ当てようと思ったのに、素早いこと。と思ったのだけど、今日は遠隔にすることにした。

「そうか。大丈夫なのか。ありがとな。」

いやいやいや、でも、明日はちゃんと病院へも行って下さい!と、いつかと同じことを言う。

そして、結局は翌日腫れが引いていて、それでもいちおう病院へも行くというこれまた同じ状況。

さらに、たった二日で良くなった。

痛みに強い人、なまじ仕事で忙しくて元気な人というのは、我慢が出来てしまうので、あんなに腫れてしまってから初めて「ああ、そう言えば、この間、捻ったな。」と言ってしまうくらいの無頓着。

でも、無頓着に治ってくれるのなら、それはそれで嬉しい。

その夜、一同、ほっとして、久しぶりに四人でテーブルに着いた。

私と夫は酒を飲み、娘たちは暖かい紅茶を飲んでいた。

奥では老夫婦が寝ている。

次女くんに、「そう言えば、お正月、まりちゃんが来てたね。」と言うと、案の定「うん、来てた♪来てた♪あそこに居たね。」と言う。

「ええ?そうなの?何で言わなかったの?」と言う長女くんとお父さんに「言えるか。」と答えつつ、何だか微笑ましく思う。

そう言えば、夫はどうしてお爺ちゃんが足が痛いってことに気が付いたのだろう。一番気が付かなさそうに見えるし、一番距離を置いて居る感じなのに。

そう言うと、多分「何となく。」という答えが返って来るだろう。

まりちゃんは、元はと言えばお爺ちゃんの会社の、そのまた子会社の社員さんだった。

お爺ちゃんはとてもまりちゃんを可愛がっていたし、まりちゃんもお爺ちゃんを「お義父さん、お義父さん。」と言って、とても慕っていた。

もしかしてもしかしたら、生前のように、帰宅した夫に、まりちゃんが一生懸命、一生懸命、「お兄さん、お兄さん。」と、一生懸命声をかけて教えてくれたのかも知れない。

とても優しい人だったから。

感謝を込めて、二杯目の赤いワインを注いだ。

*******************

今日は今年初のしずPがお越しになった日でもあった。← 最初、イニシャルでSPと書いたところ、物凄い強そうで焦った。でも、ある意味、色んな人の心のSPね。そして、猫たちの。

玄関のチャイムが鳴ってドアが開いたとき、丁度その前に教育分析にいらしていたKちゃんに、「ばよちゃんだよ。」と言うと、Kちゃんが飛び上がるようにして喜んだ。めでたくも今年もあけおめなのである。

寝入っていた白ちゃんも、最初はじろりと目を開き、その後「おや。」と首をあげてお出迎え。しかと抱っこして貰っていた。

かつて、ばよちゃんちに沢山の幸せな猫の子が生まれた。ええ、本当についこの間のことのよう。

その子たちが、ばよちゃんの努力と叫びと涙によってありがたくも色んな優しい人々のところへ家族として迎えられ、そのうちの一匹はKちゃんの同僚さんのところへと行った。

今日は、その子たちの今が映った写真見せて貰えて幸せな気持ちになった。

まあ、本当に、皆、立派に大きくなっていたこと。

でも、どこのおうちの子になった子も、皆、似ていること。

中には、そのお宅の小さなお子さんと兄弟のように遊んでいる様子もあったりして。

故郷に居る幼い頃から野良の子猫さんたちが育っていくのを見ていたけれど、一匹残らず大人になれるケースは全部ではなかった。

はたまたこの子たちのお母さんである横ちゃんは小柄な猫さんだそうだ。

それが毎日屋根のある住処で寝て美味しいご飯を食べながら、そのおうちのご家族と幸せに暮らしてすくすくと大きくなっているというお話を聴けて、胸がいっぱいになった。

一度も会っていない私ですらこんなだから、実際に出産に立ち会い取り上げた母であるばよちゃんの感動はいかばかりか。

毎日寒いこの時期、心が暖かくなって、とても嬉しく、ありがたかった。

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2013年01月02日

可愛くて愛しくて

約一名、フライングスタートのお客様も居たけれど、今年も元旦までには親戚縁者さんたちが無事集って下さった。

このことはもはや、あたりまえのことじゃない。

ある年のこと。

これからもずっと毎年顔を合わせるであろうと思っていた大切な人を一人亡くした私たち。

私より、たった一つ年上の女性だった。201201011.JPG

実はお嫁入りする前から何年も何年も癌と戦っていて、既に胃が切除されていたということを聴いたのは、私たちの誰もが、彼女が昏睡に陥る寸前のことだった。

お義弟さんは彼女の病気のことを家族の誰にも言わず、そして愛する人のその事情を知りつつ「そんなの関係ない。一緒になろう。」とプロポーズなさっていたとのこと。

それから何年も何年も二人の幸せな日々が続いた。二人で色んなところへ旅行に行かれていた。

十年以上前からの闘病だった。201301012.JPG

お骨を拾う際に、彼女の骨の中から沢山の沢山の、それはもう沢山の糸やホッチキスがバラバラと出て来た。

あれはもう6年ほど前になるか。これから初夏を迎える季節のある日、骨を拾いながらもその沢山の糸やホッチキスを観て、改めて涙が止まらなくなった。

それは、どれだけの回数彼女がオペを受けて来たか?ということを物語っていた。しかも、大手術を。

細い体で、うんと若い頃から闘病に耐え抜いて来た証だった。幾多の傷を縫い、臓器を繋ぎ合わせて来た糸とホッチキスの山だったから。

痛かっただろう。辛かっただろう。201301013.JPG

でも、彼女はいつも美しくて明るかった。

沢山愛されていた。

意識が落ちて昏睡に入る寸前、彼女は自らの旦那さんに言ったという。

「もうすぐ母の日なのに、まだお義母さんにお花送っていないの。あなた、代わりに送っておいてくれる?」と。

その花が届く頃、彼女はもう旅立っていたのだけど。201301014.JPG

その旅立ちの数日前、彼女は「富士山に行きたい。」と言った。

普通だったら外出なんてもっての他な状態だったのだけど、理解と思いやりのある主治医は許可を出して下さったそうだ。

それで、車椅子と自家用車を駆使して、あるときは抱きかかえて、お義弟さんは彼女を富士山へと連れて行ってあげたと言う。

とても喜んでいたと言う。綺麗だ、綺麗だ・・・と言って。

その外出から帰ってからすぐ、その母の日の花に関する遺言を残して、彼女は深い眠りについた。

今でも忘れない。

彼女の肉体の一部が空へ煙となって昇って行く間、待合室で献杯している間、たまたまそこにかかっていた富士山の絵が妙に浮き出て見えていた。201301015.JPG

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お祝いの席で、黒い服ではなくて、思い思いの服装で、皆がニコニコ集えるまでに時間がかかったが、だからこそ、今日の日を嬉しく思う。

皆、元気で。本当に元気で。


甥っ子のR君もとうとう東大の大学院を卒業して就職先も内定した。同じく、その妹のSちゃんも内定。

皆、元気で。とりあえず、元気で。

昨年もお婆ちゃんが通院していたけれど、とりあえず元気。頸部の腫れも無くなり、膝も治った。

元気で。本当に皆元気で良かった。201301017.JPG

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昨年のある日、次女くんと、「最近、お盆もお正月もまり子さんが来てくれないね・・・。」と話していた。

もう次の次のステージへと行かれてしまったのかな?

それとも、月日が流れ、新しい恋をしたお義弟さんに悪いと思ってか、私たちに気を使ってか。遠慮して、いらして下さらなくなったのかね?と言っていた。

余談だけど、31日も終わりを告げようとしている深夜、次女くんが私の足を自室でマッサージしている間、私はストンと眠りに落ちていた。

あまりに気持ち良くて眠ってしまい「終わったよ〜。」の声でハッと起きたのだが、次女くん曰く「誰かよく分かんないけど、お母さんと同じくらいの年の女性が来ていたんだよね。」と言う。

あらま。もしかしてまりちゃんだったのかな?もしそうだとしたら居眠りぶっこいていて失礼しました!と思っていた次第。201301018.JPG

そして、その翌日、リビングで皆がワイワイ酒飲んでいる際に、鍵を閉めていたはずの玄関が一旦開いて閉まる音がしたので、ドアを開けてみた。

誰かがコンビニから帰って来たのかな?と思ったのだ。

でも、誰も居ない。

そんなことが二回も続いたので、とうとう三回目には玄関に向かって「どうぞ。さあ、どうぞ。そんなところへ居ないでこちらへどうぞ。」と誰にも聞こえないように心の中で呟いた。

「誰かいるの?来たの?」とお義弟さんが仰ったのだが、色々な理由にて「ううん。」とだけ答える。

多分おそらく、私以外だと次女くんも普通に見え感じていることなのだろうけど、何でも言えば良いってもんじゃないから。

本当は大好きだったワインでもついであげたい。

でも、それをテーブルに並べるには、いくら泥酔している親族の群れの中でも目立ってしまうので、また心の中でだけ呟いた。「まりちゃん、私と一緒のグラスですみません。」と。

一緒に飲もう。

どうぞ好きなときにいらして下さい。好きなだけここで過ごして下さいね。

生前のあなたのすさまじい戦いや痛みや恐怖は計り知れない。201301016.JPG

でも、次のステージへ行ったとき、全てのことが見えると言う。あんなに精一杯頑張った人の特権だよね。

でも、もしも万が一ね。

もしも、もしも、まだ辛いならどこかの何かが癒えるまで、好きなだけ訪ねて来てね。

家族だもの。

せめてそれぞれ、次の旅が始まるまでは。

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それまでにも、皆が来てくれるのは嬉しいことではあったけれど、あれから全員がこうして無事に集える年月に深い意味を見出した。そして、今もひしひしと感じている。

甥っ子ちゃんや姪っ子ちゃんや長女くんや次女くんたちがフェイスブックとやらに家族の写真をバンバンアップしている様子。201301019.JPG

ええー?それ載せちゃうの?恥ずかしくねーの?と笑っていたのだけど、皆が良い顔しているので、思わず”お母さんにも送って頂戴!”とお願いしてしまう。

元気で。

皆、いつまでもお元気で。

ええ、もちろんこの私も元気で存在するわ。

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旧年中は誠にお世話になりました。

今年もどうぞよろしくお願いします。

2013年1月1日 元旦 尾崎かおる

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2012年10月07日

大浄化な日々 / おめでとうな日

オーラソーマのフルボトルが来てから色んな面で変化が起こっているのだけど、よく複雑で詳細な夢を見るようになった。

元々具体的でストーリーの長い色つきの夢を見る方なのだけど、最近はそれがさらに深まった感じ。20121006.JPG

そして、これも以前からのことだけど、たまたま一日のうちにコンサルテーションのご依頼が二件、三件と続いたりすると、自分の方にも心身に浄化が起こる。

生きていれば何かが溜まるし浄化が起こってクリーンになるのは良いことなのだけど、それが働きながらとか日常生活を送りながらだとすると、結構途中経過としてはしんどいのよね。

人間にはどんな人でも大きく分けて七つのチャクラというエネルギーセンターがあって、言うなれば、全員が全色をその体に備えている。ただ、どの色が前面に出ていてどの色が潜在意識の方に追いやられているかの差によって生き方や考え方が違って来るといっても過言でもない。

だから人様のコンサルをすると自分には今必要のないカラーだったり時期じゃないカラーの影響を受けるものだから上記のようなことが起こるのだろう。

それがフルボトルで来ちゃったもんだから予想通り色んなことが起こっても不思議じゃないんだわ。

とはいうものの、一週間以上経過したのでさすがに慣れて来た。

しかも我が事務所は狭いのでボトルの浄化をもろ受けるという状況だったのが慣れて来てほっとしていたところのだが。

そこへ棚の発注先からお電話がかかって来た。

「出来ました!今日発送できます!」と。

あら、予定よりも三日も早い。頑張って作って下さったのね。

しかし、そうすると、今現在無作為に置いているボトルたちが私の真後ろに来るわけか・・・。何だか恐ろしい気もするが。

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ボトルが来てから白ちゃんがそわそわしている。何日も何日も落ち着きがなかった。

白ちゃんはこれまでもよくオーラソーマが平均20本ほどは常に置いてある棚を見上げては黒目を大きくしていることや、はっ!としていることがあった。

それが当初の5倍以上になって、あたかも総勢111人が話しかけてくるような状況になっているので無理もない。

時々「うるさいにゃんっ!」とヒスを起こして出ていくこともある。

白ちゃんも早く慣れておくれ。

猫というのは変化が嫌いな生き物である。(私もそれに近い。)

とにかく現状維持と安定を好む生き物で、いつも自分が落ち着ける気持ちの良い場所や相手を探しては鎮座して心地よく過ごしている。

だもんで、いきなり111人のボトルを招き入れたりキャビネットをトンテンカンテン組み立てて突然ドーーン!とそこへ置くなどというようなことは、もはや、猫にとってはとんでもない蛮行なのだった。

あと、こういうことする前にきちんと説明しなかったってのも良くない。最近の彼女の瞳は終始怒っている。

ので、今度はちゃんと事前に言っておこうと思い、「明日は・・・、アクリルの棚が届くのでそこにこれらを収納します。」と告げたところ、こちらへ背を向けたまま耳だけをピッとこちらへ向けている。

・・・・・・・・・・・・。

そこへ重ねて「あのう。。。それで。部屋も余計に狭くなったというのと、あと、ソファーが大分老朽化してベコベコなので、こちらは処分して、以降、レイキの施術の際にはマットレスを出して行おうと思います。」

しばしの沈黙の後、また憤慨して出て行ってしまった。

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のだけど、今日はクライアントさんの中のお一人にAさんという方がいらして、約一か月ぶりくらいの対面だった。

最近は誰かがおいでになると「もういっぱいいっぱいだわさ!こんなんじゃ接客なんて出来ないにゃんっ!」と入れ違いに出て行ってしまうことが多かったのだけど、久しぶりにテーブルの上でまったり過ごしてくれた。

ほーんと、久しぶりに白ちゃんの心地よさそうなゴロゴロを聴けた。

あいかわらず、111人の視線が痛いけど。

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今日はお爺ちゃんの誕生会だった。

その昔、あれは娘たちが小学生くらいのことだったから、もう10年以上前の話。

家族中、全員がお爺ちゃんの誕生日を忘れているということがあった。

まあ、元々昔風の男性だし、そんなの祝われても喜ばない感じの人だったのよね。

ところが、翌日、小学生の孫に向かって「おまえたちは、もう知らんっ!」と怒号したというから後から聞いて大笑いした。「笑いごとじゃないよ。お爺、怖いんだから。」と娘。

それからというもの、10月の7日になると、朝リビングを開けたら即座に、ソファーに転がっているお爺ちゃんに向かって「はっぴっ、ばああすでぇぇぇぇいっっっ!」と絶叫する習慣が根付いているそうだ。

しかし、その孫たちもさらに大きくなった。

私がレイキをやるようになった近年、人が変わったように親孝行になった長男である夫が「一日早いけど、今夜、お爺とお婆と四人で串揚げ屋へ行こう。」と可愛いことを言う。

昔だったら、「行かんわ!」と言っていたお二方も、最近は嬉しそうに初めての店の席に一緒に鎮座してくれるので可愛い。

お爺ちゃん、あいかわらず偉さが抜けなくていちいち店の人に絡み、お婆ちゃんが謝っているのだけど、絡んでいる本人も昔のような不動明王的な顔じゃなくて笑いながら絡んでいるので皆笑ってくれる。

串揚げは脂っこいので寿司屋の方が良いんじゃないか?と提案したのだが、結局、昭和初期を思わせる店の雰囲気や、特別に出してくれたもつ鍋に上機嫌で過ごしてくれて、とても嬉しかった。

帰宅してから、性懲りもなく獺祭をプレゼントしたら、これもまた喜んでくれた。

本当に、いつまでもいつまでも元気でいて欲しいものである。

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今日もありがとうございました。

良い一日でありますように。


 

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2012年09月28日

大切な人

しかし、いっそがしーなー。。。と思っていた2〜3日前。

真夜中に夫が「そう言えば、お婆が『話がある。』って言ってたよ。」と言う。彼がお婆と呼んでいるのは自分の親御さんのことである。

途端に胸がざわざわして「いつっ?!いつ、言ってた?!」と聴いてみると、その4〜5日前だというじゃないか。20120925.JPG

そう言えば今日の午前中出勤しようと思ったら、珍しく一階に誰も居なかった。つまりはお婆ちゃんが出かけていた。それで、「ああ、そうか。今日は病院の受診日だったな。」と、ふと空を見上げた。

毎週か、もしくは隔週で、同じ市ではあるものの、バスで行かなければならない距離の病院へ通っているお婆ちゃん。

何て言ってた?何か言ってた?!と訊くものの、「いや、ただ、それだけだった。」というドでかい息子の呑気なこと。

でも、私も人のこと言えない。

ほとんどの場合、走り出るように出勤して帰って来る頃には既に早寝のお婆ちゃんは寝ている時間。

そんな立場であっても、改めて「話がある。」なんて言葉を聴くと、もしかして悪い病気の告知でもされたのか?とか、病院で家族を呼ぶように言われたんじゃないか?と嫌な想像をしてしまうのだ。

・・・・・。にも関わらず、また夜遅くまでカウンセリングしていた日々。

そして、今日こそお婆ちゃんが起きている時間に帰り着いたので玄関に駆けこみ、ドドドドド!と一階の居間へ駆け込む。

帰って来る途中、「待てよ。」とも思った。

病気云々じゃなくて、酒飲みでタバコ吸いでちっとも女らしくない気の強いこの嫁に「出て行け。」と言いたいのかも知れない。

それならその方が良いなあ。

いつか万が一認知症になって私が誰だかわかんなくなった頃に戻って来て介護させていただく。

ああ、それとも15年くらい前には私に「女は外に出て働くものじゃない!」と言い、しかも、孫が成人してからまで孫たちに向かって同じことを言い放って怒り狂っていたことがあったな。

そのことについての文句だったら良いな。(言われても考え方が違うから言うこと聴けんけど。)

とにかく、お婆ちゃんかお爺ちゃんの御身に悪いことが起こっているという話だけは聴きたくない。

と、ここまでグルグル考えつつの帰路の末のドドドドド!という居間への飛び込みだったのだ。

お義母さんっっっ!!!!と駆け寄りつつ「何日も待たせてごめんなさいっ!どうしました!?どうしました?!何かありましたか?!」と。

すると、お婆ちゃん、何故だか「うわああああああ!」と、あたかも断末魔のような悲鳴をあげて部屋中を逃げ惑うので、どうしてだろう?!と心配になり、ますます必死で追いかけた。いったいどうしたのっ?!やっぱり何かあったんですかっっ?!

しかし、走っている途中で冷静になってみると、向こうも「何やの?いったい何やの?何かあったの?!」と言っているので、ふと動きを止めた。

終いには涙ぐんでるお義母さんに「・・・・。いや、そちらが話があるって言ったんですよね?あの人から聴きましたよ。」と言ったところ、相手もぴたっと止まる。

何のことはない。私が凄い勢いで追いかけたから逃げていただけらしい。

「何や。違うよ。最近、顔見てないけど、どうしてはるの?ってトシに訊いただけや。」

ええっ?!それだけ?

「・・・・・・・・。忙しいんやなあ・・・。わかっとるんやけど。」

その言葉を聴いた途端、涙がぶわっと出て来てしまった。「良かったあー!良かったあー!それだけだったんだ!私はまた具合が悪いのかと思った!わーん!」と。

お婆ちゃん、ドン引き。

「う・・・。いや、何か話したいことがあったような気もしたけど、忘れたわ。いっぱいあったような気がしたけど、忘れるってことはたいしたことあらへんのやろ・・・。でも、身体は悪くなってへんで。」

良かった!わーん!良かった!

物凄く嬉しかったのだが、これ以上部屋の隅に追い詰めても無用なストレスを与えてしまうと思ったので、そのまま二階へ涙を持ってあがった。



良かった。


が、旦那が帰って来たら、しばいたろうと思う。← もしかして、お婆ちゃんは息子を大事にしてくれと言いたかったのでは?


どうでも良いのだけど、隣の部屋で娘が最近の曲を熱唱しているのが今夜。その声がこちらの部屋まで響いている。

静かに耳を傾けながら、キレイで優しい声だなあ・・・と感じ入っていた。目を閉じて。

ありがとう。神様。

**********************

*お知らせ

10月からオーラソーマのコンサルテーションを正式にメニューに加えたいと思います。


◆セッションの特徴

お好きなボトルを四本順番に選んでいただいた後、貴方自身の魂からの貴方自身へのメッセージをボトルから読み取りお伝えします。
自分らしくいる為にどうしたら良いのか?どんな使命があり生かされているのか・・・etc。
貴方の成長を貴方自身のペースで歩み、魂の力をパワーアップさせるお手伝いを致します。

 ・料金 60分 8000円(ボトルを購入なさる方は別途ボトル料金がかかります。)


*追記:これまで、コンサルテーションをやっているサロンは全国に山ほどあるというのに、まだメニューに上がっていない時代から、わざわざお問い合わせ下さり、私から四本揃ってのコンサルテーションを受けるという試みをなさって下さった方々にはこの先同メニューを5000円にて提供させていただきます。
 だいたい覚えているつもりなのですが、ありがたくも沢山の出会いに恵まれてお一人お一人を覚え切れていない場合もございます。ので、お手数ですが、これ以前に四本リーディングをご依頼なさったことがある方はお申込みの際にその旨をお知らせ下さると大変助かります。

今後もどうぞよろしくお願いします。

**********************

今日もありがとうございました。

良い一日でありますように。

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2012年08月14日

なんの会だったっけ?

先月、次女くんのバースデーパーティーを某焼鳥屋でやろうと言うことになった時に、夫が姪っ子ちゃんやお義弟さんにも声をかけていた。

いやあ、遠方なのに平日の夜に気軽に誘われても困るだろうなあと思った。
201208121.JPG
案の定、お義弟さんが「いや、俺、仕事で遅くなるし、翌朝も仕事だからなあ・・・。」と言っていた。

彼は不動産業で盆と正月以外はてんてこまいなのをよく知っているし、お住まいと言えばこちらから見ればほとんどディズニーランドの傍である。

姪っ子ちゃんは姪っ子ちゃんで墨田区だしなあ。

しかし、その電話の途中で次女くんが「ああ、かず兄たちに逢いたかったなあ。あたしの誕生日なのになあ。」と言った途端、突然「そりゃ行かなきゃダメだな!よし、行く!」と答えているので皆で爆笑した。

ほんとにうちの姉妹たち、幼い頃から叔父や叔母にも溺愛して貰っている。

が、当日はやはり仕事が忙しくてこんなところまでは来れなかった。

そうでしょ、そうでしょ?誘ってごめんなさいとこちらが詫びたい気持ちだったと言うのに、まだ続きがあった。

「来月のお盆の時期にもう一回やり直してよ!」と聴いて「はっ?!」となる。

もう、ほんとに誘ったこちらが悪かったです。わざわざやり直さなくても、次女彼、長女彼、マスターに某バンドの元ドラマーのMっちゃんやら、総勢8人も居た会ですよ。大丈夫ですって。

「いや、俺たちもその焼鳥屋行ってみたいってのもあるんだよー。もう10年くらい前からお宅ら夫婦で話してたし、高校生の頃はりーちゃんがバイトしていたんだろ?凄く美味しいんだろ?でも、俺たちが来る正月はいっつも閉まっているから残念だったんだよ。」

うちの夫も仕事柄接待やらレセプションやらで色んな店に行くが、お義弟さんとて同じことだろう。あれくらい美味しいものならしょっちゅう食べていらっしゃるのでは?と思ったのだが。

結局、昨日の夜、ファミリー+αが再び焼鳥屋に集合。

前回と違うのは姪っ子のしおたんとかず兄さんが遥々いらして下さったということ。そして、マスターもさりげなく加わっていた。

私の危惧とは余所に舌の肥えたかず兄さんもしおたんも「うまいっ。これはうまいな!マスター、最高っすね。」と非常に喜んでくれた。

盆暮れ正月にはよく飲んでいる親戚縁者ではあるものの、こうして外で飲むと全然違った感じがして新鮮だった。もう、大盛り上がり。

8時開始の予定だったのだが、今回は私が一番遅刻してしまった。だって、カウンセリング終わったのが8時だもん。そりゃ無理だろう。

色々話している傍ら、意外にもマスターや娘たちや姪っ子やかず兄さんたちと、皆同じような小説や漫画を全員読んでいるということが発覚し、これも盛り上がった。

マスターは「え?かおりんは小説だけじゃなくて漫画も読むの?!」と違うツボで驚かれていた。読みますよ。

私は遅刻してしまったので分からないことだったのだが、後から聴いたところによると、夫とお義弟さんは、この焼鳥屋に来る前に、何と串揚げ屋にも二人で行って既にいっぱいひっかけて来ていたとのこと。

あらま、二人で行ったの?と思わず聴いてしまった。

ほんのちょいと前の時期のこと。

「兄弟でさしで飲むことなんてまずないね。」

「ああ、まったく必要性がない。」と言い切って居た二人。

しかし、あれから月日が流れた。

何故だかこのタイミングで両の手からレイキが大量放出して、真っ赤っかでビリビリしていた。

元々可愛いと思っていた姪っ子のしおちゃんは割と過酷な幼少期を送ってきているうちに、物凄く逞しい先人に成長していた。

もう、将来女将か。もしくは、どこかの企業で本領を発揮するか。

東大大学院のお兄ちゃんの影に隠れて目立たないが、実はこの子も物凄く優秀なのよね。

「いやあ、兄も兄で今、苦しんでいますよ。何たって、『世の中には化け物が沢山いるぞー。』といつもぼやいている。」

ここで言う化け物とは天才のことなんだろうなあ。

「だから、兄には兄の闘いがあるんですよ。」

なるほど。

そんなこんなで、色んな意味でそれぞれ色んな話題が絶えなくて、5時間くらいはあっという間に過ぎ去った。

しかし、私は亭主関白を前面に出しつつも、実は物凄く優しくて暖かなこのお義弟さん、かず兄さんの人柄に底なしの優しさを感じるし、

すっかり大きくなって、大人びた姪のしおちゃんを観ても可愛くて仕方ないよ。

一同お開きにするまで困るほど盛り上がっていたが、自宅に集ったときには話せなかったような腹を割った話がいっぱい出来て楽しかった。


しおたんとかず兄さんが泊まるため布団を敷きながら思う。

この家は年々変わって行くなあ。どんどん皆の距離が近づいている。

両手はビリビリする。


で、余談だけど、驚いたことがもう一つ。

せっかくうちの娘たちのために遠方からお越し下さったので財布からお会計を出そうとした際、夫が「良い。」と言う。

え?なんで、じゃあ、せめて、あなたと私とで割り勘にする?

ところがである。

何と、今日のパーティーの話題をお爺ちゃんに話したところ、何と、昔は憎っき長男だった彼に、お爺ちゃんは一枚のカードを渡したという。

「これで、皆、しこたま食べたり飲んだりして来い!」と。

皆で爺ちゃん、何てイキなことするんだろうと感動した。

結びつきとレイキ。

やっぱり最後の最後まで両の手が赤々となり、何かが良い方向へ向かっていた。


レイキ始めるまえは、皆仲悪くて惨憺たるものだったんだけどなあ。

とても嬉しかった。
**********************

なんか、余談なんだけど、初めてYou Tubeお見てワーワー騒いで感動しているお婆ちゃん。

滅茶苦茶可愛い。

*********************

今日もありがとうございました。

良い一日でありますように。

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2012年05月14日

一歩一歩が四年間 / お祝い

私はカウンセリングにお越し下さったクライアントさんのことを非常にジロジロ観るのだけど。

入って来られた瞬間というのか、いや、オーラ体やエネルギー全体を含めて観るということになるので、結局は到着なさる少し前からお帰りになってしばらくまで頭の上から足先までを終始ジロジロと。39624743.jpg

ただそのジロジロが全く気取られない時間帯の方が長い。

相対しているときに見つめるのなら違和感ないだろうけど、全ての瞬間分かるように見つめてしまうとおそらく脂汗が出させてしまうくらいのじっとり観察状態になってしまうだろう。

グループワークならグループワークで全員にこれをやっているということになるのだけど、考えて見れば、これは心理カウンセラーやレイキティーチャーになるよりずっと以前からの傾向だったなあと思う。36038293.jpg

ただ今はそれを意識して強くやっているというだけで。

だから、よく病院でのナースやっている際に目を記録用紙落としたまま、真後ろに居る人に「あ、それ違うよ。」とか「あ、それ、やったよ。」と突然つぶやいたりすると、中には何か物を落としてカッシャーン!と落として割ってしまうくらいビックリする人が居たり・・・と書いていて、今、とある元同僚が「トイレ行きたいの我慢して仕事していたのにちびったじゃんか!」と頭をブッ叩いて来た人がいたのを思い出して一人で吹き出している今日この頃。

それはさておき、月に一度のカウンセリングへとお越し下さったUさんの様子を挨拶しつつチラリと見つめお茶をついでいる間に「うーん・・・。また痩せている・・・。」と非常に心配な気持ちになる。

のだけど、いつものようにエピソードを聴くために相対すると、別に以前のようなボロボロになっていたり極端に薄い色をしていたりしない。むしろ、毎月健康になって来て行かれている。つまりはエネルギーは痩せていない。

そうそう。この方の場合は具合が悪い際には黒くなったり汚れたりするのではなくて、うすーーくなるの。生体反応が弱まっている状態ということだから余計に怖いのだが、あまりお会いしないパターンのタイプなのでついつい驚いたのを覚えている。

その頃・・・と言っても大分前だけど、彼女のエネルギー体がやはりお会いする度に薄くなって来ていて、身体の方がどんどん痩せて行かれていた。あまり良い痩せ方とは言えなかった。それは心の状態が良くないという場合の痩せ方だったから。

一番最初の頃は命がけでOLさんなさっていて、ええ、そりゃもうこの方命がけで仕事と家事をやる人だったの。

当時、高カロリー輸液しないとやばいだろうという考えるような地点にまで行って、それからまたいくつもの季節を越えて、あいかわらず彼女は元々スリムなのだけど、健康な範囲内のスリムさに戻った。

時々、ほんの少しだけ頬がまあるくなっている日に会えたりすると、私は本当にほっとするし嬉しい。

というような経緯が大分過去にあったものだから、顔がこけて観えるというのは私にとっては大事で、タイミングがやって来るまでその訳を尋ねたくて仕方なかったが。

出て来るエピソードとしては、やはり回復期のそれ。

カウンセリングの後、レイキをあて始めてからも良いエネルギーの回り方していると感じたし、はたまた、お身体の方に手をあててもいつかのようにゴツゴツ骨が触れたりしない。

そこでやっと言えた。

いやあ、今日、最初の顔観たとき、顔が痩せて観えたんでちょっとドキッとしたよ。ほら、いつかのようなこともあったから。と。

すると、Uさんが仰ったのは「ああ。小顔体操しているからかな?」ということ。

ずっこけた。

でも、良かった。そかそか。小顔体操か。それは良かった。女の子ですもんね。

でも、それ以上顔小さくなってどうすんの?と笑った。

Uさんのエピソードの中でいつも旦那様とのやり取りが出て来るのだけど、その中で「私だけでなく、この人も変わったなあー。」と旦那様に対しても思うことがあるそうだ。

「ええ、丸くなりましたよー。前だったら同じようなことが起こったらこうなってああなって私が怖がったり萎縮していたりしてたんだよなあ。」

Uさんは、自分自身を少しづつ受け容れて、そうしてほんのちょっとづつ愛してくれて。

それを続けているうちに自分というものの大切な部分を知った。

自分=OKになったとき、伴侶である旦那様の成長にも気がつけるという状況にまで成長なさっていた。

「いやあ、かおるさんのところへ来始めて4年ですよ。」

おー、もう四年経ちましたか。でも、まだ四年ですか?と両方思うのだけど、色んななことがあったね。

「一番最初に出会ったのは、この事務所の前の事務所でしたね。」

何てことを思い出し合うと、やはり、前の事務所での思い出が蘇りやすい。

実は、ここに来る前に使っていた事務所は実際には半年も使っていなかったから、あの場所で出会った新規さんというのが最も少ないのよね。

一番新規さんに出会ったのが多いのは、やはり当初、卒業したての頃に借りていたところと、そして、ここ。

一番最初からというとかなり前のことになるのだが、何と、その頃からのクライアントさんもいらっしゃる。

もっともそれくらい長くなると、もうドツボにはまって落ち込んでいるというよりは、自分のメンタルヘルスや能力開発のためにメンテ入れるだけのセッションになって来るけれど。

もとい、ここまでよく頑張ったねーというUさんへの賞賛の気持ちが湧いて来る。

自分を育てをすることで周りまで成長すると言うその現象と、そこまで頑張って下ささったUさんの偉業に。

******************

別段仲が良い親子っているではないですか。

しかし、中には小さな頃から悪ガキで、エリートの頑固おやじにとことん殴られたり怒号されて育って来たってのに、一族で一番どでかい男になっているとある中年男性。

三人も子供が居たはずなのに、全く何だってあの馬鹿息子と一緒に今住んでんだ?というのが爺ちゃんの口上で、「あいつにはむしずが走るな。」と言っているのがその息子だった。

ところが私がレイキなるものを始めた頃から別段何も二人に関わったわけではないのに少しづつ二人の中が寛解し始めた。ええ、そりゃあもう、熊とトラの間には入っていけないから放置していた犬猿の大男共だった。

ほんとに何もしていない。

レイキの勉強と自己ヒーリングしか。

年々二人の距離が縮まって、一昨年あたり爺ちゃんが自分の会社を立ち上げてからは、わざわざ毎朝爺ちゃんを送って行っている夫。

そして、今日、私は出勤する支度している際に桜色の顔をして二階にあがって来た夫にどしたん?何か良いことでもあったん?と訊いてみたところ、「ほら、今日、母の日だろう?それで、今晩、寿司屋に招待したいんだけど、行かないか?って訊いたら『行く。』って。」

本当にどう言って良いのか分からないのだが、そういう誘いをするような夫ではなかったし、はたまたそれに応じる老夫婦ではなかった。

「断られると俺も傷つくんだぜ。だから、行くって言ってくれて良かったよ♪」

そう言えば、ここ数年の婆ちゃんも変わった。

今日も母の日のカーネーションが届いた折、いつもだったら『こんなの、いらへんで!』と一蹴する人だったのに最近『まあ・・・。ありがとう。』と普通に受け止めてくれるようになった。

そんなわけで、爺ちゃん、婆ちゃん、私と夫とで四人で寿司屋へと行く。

お婆ちゃんは回転寿司なるものが好きなので、回転寿司の中では比較的いけてる魚屋路なるところへ連れて行ったところ、思わぬことに爺ちゃんの方が何度も感嘆詞を叫んでいる。

『うお!あれは何だ?アボガドを寿司に入れちまうのか?何?カマンベールアナゴって何なんだ!』等々。

あと、真鯛を裁く前にいちいちその鯛を天高く両手であげ『これから真鯛をさばきまーす!』と威勢よく叫んでいるお兄ちゃんたちのことも目を丸くして観ていた。

それしても爺ちゃんと夫。この親子、よく飲むこと。二人で一升開けてしまった。

でも、楽しそうだった。本当に、遊園地に行った子供状態で。

帰りは、最寄りの駅まで歩いて、そこからタクシーで帰ったのだが、千鳥足のお爺ちゃんがとても可愛かった。

お義母さんの誕生日兼母の日だったから奢りたかったのに。

物凄く楽しんだ様子のお爺ちゃんが払ってくれてしまったというこの申し訳なさ。でも、こういうときは逆らわない方が良いのよね。

四人で、散歩して住み慣れた道や街を眺めるとき、皆笑っていたので、ええ、ただそれだけのことなのだけど、何か、幸せだなーと思った。

確か、昔、家の中に四頭の猛獣が居るかのような家だったのになあ。

私は帰宅後、自分の部屋でやはりPCの中に溜まっているメールカウンセリングなどの仕事に没頭し始めたが。

階下に向けて、遠隔ヒーリングを送った。感謝を込めて。

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今日もありがとうございました。

良い一日でありますように。

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2012年01月03日

感謝は続く永遠に

近年まだ若くして亡くなった尊い人の存在をヒシヒシと感じたり、はたまたお婆ちゃんが入院したりと色んなことがあったせいか、親戚一同集えることを例年よりもはしゃいでいた。

良い元旦を迎えて深夜まで食べたり飲んだりで、翌日は本日帰路を運転するお義弟さんを除いては、はたまた朝から飲んでいた。20120102love.JPG

ゴロゴロしている人と食べている人とTVの前で寝転んで見ている人がしばしば入れ替わる様子が面白い。

お義弟さんは年末からお腹を壊していて、やっと治りかけの状態だと昨日語っておられたが、肩や背中も凝り凝りの不動産業。

それを見ていた次女くんより二つ年下のしおちゃんがスックと立ち上がり、グッとお義弟さんの腕を取り上げ何やら掌をマッサージし始めた。

この子は幼い頃はコロコロと太っていて、鰻屋の女将を勤めるお母さん同様口が達者だった。

ええ、幼い頃から大人びていてまるで下町のおばさんのような風情を称えていたが、近年痩せて物凄く綺麗になった。

それでもまだその迫力が残っていて、巨漢&強面の古風な男性像を持つお義弟さんがギョッとして手を引っ込めた。

この人が女性に怯えたりドン引きしたりしているのを見るのは初めてだったので大爆笑した。

若干私にも引き気味だけど、それは「未だによく分からないタイプの人。でも根は良い人なのかな?」という程度に昇格した程度。
はたまたこちらからあえて強いストロークを投げかけることもなかったので「うん、安全なんだろ。」とか。

だから、普段うちの長女くんや次女くんにデレデレと言わんばかりに猫っ可愛がりしている彼が、同じく姪であるしおちゃんの場合は怯えているしまうという絵ツラがおかしくて。

逃げる腕を再び捉えてマッサージするしおちゃんに「いいよ!痛え!頼む!止めてくれ!」と叫んでいたが痛気持ち良いのだろう、やがて身を預けていた。

しおちゃんのマッサージの仕方は次女くんとはまた違ったタイプのやり方で激しかったが、よく効くようで、昔のあんまさんと柔道整復師を混ぜたような迫力。

それを見ていた次女くんが今度はお義姉さんの肩を揉み出す。我が娘がやろうとする際には、やはり彼女の弟さん同様「しおりは良いよ!止めて!」と逃げ出すのだが「あー、りーちゃんのマッサージは優しくて呼吸に合っていて気持ち良いねー。」と喜んでくれていた。

こうしてマッサージ大会が始まったので、是非とも迫力女子のしおちゃんにお願いしたいと思ったのだが、洗い物地獄が途絶えず、はたまた皆で駅伝に夢中になったのでチャンスを逸した。

にしても、就活中のしおちゃん、本当に良い空気を持っているわ。

そして、お義姉さんが「りーちゃん、こんなに上手いのに宝石屋に居るなんてもったいないじゃん。」と言う時、次女くんがコロコロと笑いながら応えていたのも面白かった。

「ああ、うん。最後はまたマッサージに戻るから大丈夫。」と。

全く持って言うことがコロコロ変わるのだが、自由に生きていてくれて嬉しい限り。

我が子も甥も姪も皆、大きくなっても可愛いものなのだなと思う。そして、遠くに居る血のつながった妹も。

そして、血の繋がりもないのに、この変わった嫁を「あいかわらず、おっかねーなー。」と言いつつもまるで実の妹のように可愛がってくれるお義姉さんやお義弟さんもお爺ちゃんもお婆ちゃんも、今は亡きまりちゃんも。(いや、っていうか、この一族、全体的におっかねーですよ。誰かをとっても。)

大好きな人たちが居るということが、こんなにも心楽しくさせてくれる今年の正月に感謝。

台所でふと手を止めて、皆が集って好きなことをしているリビングに向けてレイキを飛ばした。

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今日もありがとうございました。

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2012年01月02日

今年もよろしくお願いします

昨年はお婆ちゃんの入院というアクシデントがあったのだけど、無事に皆で元旦を迎えることが出来た。

お昼頃に到着するお義姉さん親子やお義弟さんカップルを待つ間、馬刺しやマグロやお爺ちゃん自作のローストビーフを切ったり、はたまた毛蟹を食べやすくするべく軍手をはめて格闘したり。20120101moon.JPG

「四分頃、駅に着くよ。」という連絡が入ったので夫がイソイソと迎えに行く間、食材や飲み物の準備を終えて二階で一服していたのだが、やがて階下からドヤドヤとした声が聴こえて来た。

次女くんと同じ歳の甥っ子のりんくんや、その二つ下の姪っ子のしおちゃんの声が聴こえて来て玄関に入るなり「よし。食べるぞ―。」と言っているので、階段を降りながら爆笑しつつ「聴こえたよー♪」と言うと「あ!あけましておめでとうございます!」という大きな声が聴こえて来る。

私、確か嫁入りしたての頃は盆や正月が面倒で嫌いで仕方なかったのだけど、今や物凄く楽しみになっている。

子供たちも大きくなって飲まない人間が一人も居ないので昼間から大宴会となり、料理を出し続けたり茶碗を洗い続けたりゴミを集め続けたり、しかし、ちょいちょい話題に入って行ってはよく笑う。

お爺ちゃんは男子厨房に入らずの人なのだけど、年に一回だけ大晦日の日だけローストビーフを作ってくれる。

その肉屋も昔から吉祥寺の某肉屋で買う物と決めてあるのだが、今年の出来は物凄く素晴らしかった。美味い!

皆で近況を話し合いながらりんちゃんもしおちゃんも皆皆「美味い!ああ、幸せだなあ。」と言う。

最近、このシチュエーションが多いわ。

先日、最後の忘年会のとき、訪問入浴の方々と地下の居酒屋で飲んでいたのだが、夫紹介のその店のカニみそ寿司やらウにやらが滅茶苦茶美味しくて、皆で日本酒の御猪口を掲げて「美味い!幸せ!」と言っていた。

で、その際、ちょっとしたハプニングが起こり、けたたましいサイレンの音が鳴った。火災報知機の音と共に「ただいま三階で火災に発生しました!避難して下さい!」と繰り返し繰り返しマイクで叫ぶ声も聴こえて来た。

近隣の席の知らない方々は瞬時に立ちあがりバッグを持っていたのだけど、私たち5人の席だけ様相が違った。

特に、Tさんと私と言うナースがどっしり座ったままで「逃げるにせよ!そのカニみそ寿司!Yちゃんが食べちゃいな!」と言う私は、上マグロを頬張り、

テーブル向こうのM殿やT殿はと言えば、「もったいない。早くこれ飲んじゃおう!」と日本酒を三秒で飲みほしていた。

おまけに「いやあ、こんな美味い酒が飲めたんだから、あたし、逃げなくても良いかも。」とおかしなことをやっている。

ほんの10秒くらいの間に繰り広げられた互いのドラマが凄くおかしくて笑っているうちに、やはり誤報だと発覚していた。

最初から誤報だと何故か分かっていたんだよね。

でも、ああいう時には素晴らしく皆さんの一挙一動が個性的で面白い。


そして、その二日後の元旦の今日、「いやあ、うめーなー。幸せだなー。」と若干24歳の東大の院生がうなっているわけだ。「お爺ちゃん!今年は特に上手に焼けているよ!」とか、遠くから「おー!何だ!この馬刺し!」と叫んで居たりとか。

そのうち各場所で語りが始まったり、何故だか次女くんのメイク講座が姪っ子をモデルに展開されたり、寝ている人もいるし消えている人もいる。

まったく皆自由にそれぞれに過ごしている。

これだけ食っておいて夜には寿司屋に行くと言う。

洗いモノが追っつかなかったので、終わってから後を追いかけまーす!と声をかけていたのだが、何とか追いついた。

皆の間をちょろちょろ動いていたので、色んな人たちの近況や悩みを聴けて嬉しかった。

今年は何だろうねえ。

いつも黙っているお爺ちゃんが上座で珍しく語っていたよ。

素晴らしき今年のスタートだった。

********************

この世界のどこかで色々な新年を迎えられた方々へ。

引き続き良いお正月をお過ごしになりますように。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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今日もありがとうございました。

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2011年11月09日

若くして人間力 / そんなことでも頼まれると嬉しい

訪問入浴で言うオペレーターさんとは、私たちナースとヘルパーを現場まで運んでくれる運転手さんのことでもある。

一番大きな荷物である浴槽本体を運んでくれる人でもあり、現場では介護はもちろんのこと、老若男女のどんな人を相手にしても会話術を初めとする対人にも長けた人々のことでもある。

高いビルや一軒家や集合住宅など、色んなシチュエーションの各家に合ったホースや配線もしてくれるし、それはもう登ったり後ろ向きに降りたり飛んだり跳ねたり・・・、しかも車内の雰囲気まで司る。さらに言うと地図見や車庫入れのプロでもある。

うーん、あと、クレーム処理や指導力。

数え上げたらきりがないのでこれくらいにしておこう。

彼らの中には社会福祉士さんや介護福祉士さんも多数居る。

日々体力と知力、&対応力を発揮している人々とたまに一緒に仕事をする度に思う。

昨年から始めた訪問系の看護はしんどいなーと思うことも多いが、彼らに比べればなーーんて楽なんだろう。

現場まで運んで貰って仕事をして、また次の現場まで運んで貰うだけ。しかも初めてのお宅に関しては的確なオリエンテーションをしてくれる。

いちおう現場の責任者はナースとされているが、何のその。

オペレーターさんとヘルパーさんに支えられての役割がある。

そう言うと多分、彼らは「いやいや、それはお互い様ですよ。」と言うだろう。

でもって、その半数以上が20代の若者と来ている。

彼らの仕事ぶりや適性を観ていると、いつも”人間力”という言葉が浮かんで来る。

******************

ある日、助手席のヘルパーさんが、今年異動して来たばかりの責任者の青年に言う。

「○○さんは続くと思ったのにねえ。分からないものだねえ。」と、最近辞めたオペさんのことを話題に出していた。

すると、運転中の若干25歳のオペさん曰く「俺、教えていて、一日目で分かるよ。(続くかどうか。)」。

あー、それ、私も分かる・・・と、後ろから思う。

でも、この時点では、その”分かる!”という理由というか根拠が彼と同じかどうかは分からない。

ので、黙って耳を傾けていたところ、彼が言う。

「あの人は、この仕事でなくても良かった人なんだよ。よく居るタイプだけどさ。金さえ入れば何でも良い人。」

思わず「そう!」と思う。

それが良いとか悪いとか言うんじゃなくて、お金のためだけだったら続けられない仕事というものがこの世には沢山ある。

はたまた、お金のために始めたとしても、後からそこに心が伴って来なければ決して続かない職種って幾つもあるのだ。

でも私は、このことをあまりに若い子が言うので感動すら覚えてしまった。

中にはずっと年上で、現場を仕切る心地よさや優越感のためだとか、互いに誰が一番出来るか?とか、そんな小さな目的のためにやっている人も居る。

でも、そんな方々はいつもくさくさしているし、何かのときに誰にも助けて貰えない。負けん気やサバイバルだけでは決して達成感が得られないし良いサービスを提供出来ないという法則がどこの世界にでもある。

私たちは年くっているナースなので彼は遠慮してか直接の指導はしないまでも、他のヘルパーさんや後輩オペさんに指導している姿を垣間見ると、あきらかに違う。

どんなに厳しく指導していても、どれだけきつい言い方をしていても、そこに愛があるから。


これまたどこの世界でも言えることなのだけど、表裏の激しい人も居る。

愛想笑いを振りまきつつ、後に悪口を言う男の子とか。

でも、彼の場合はあきらかに利用者様や介護者さんの一人一人のユニークさを掴み、やはり、愛している。

かと言ってクソ真面目なわけでもなく、よくふざけるし動揺もするし、しかし、いざと言うときには頼りになる。常にオープンハートなのだ。

私にとっては可愛いヤンキーチックなヘルパーの女の子が居て、どのオペさんも気を使っていたが、彼曰く「Sちゃん!イライラしないの!」と貧乏ゆすりをしつつ爪を噛んでいる彼女をいさめるとき、皆が爆笑する。

派遣ナースでありながらも大御所のTさんが悪ふざけをすると「こら。Tさん、うるせーよ!」と言う。
でも、これにも皆爆笑する。

重ね重ね、そこに愛があるからだ。


私は、いつどんなときでも、こういう人に出会うとき、物凄く嬉しい気持ちになる。

性別とか年齢差を越えて、純粋に尊敬出来る人に出会う度、物凄くモチベーションがあがり、勇気とやる気がみなぎって来るのだ。

そして、あさって、またあちらの現場に行ける。

怖い気持ちもまだまだある。

でも、看護の場合、怖い気持ちは続ける限りは一生必要だ。

何故ならそれは妥当に考えても人の命に関わる怖いことだからだ。

そんな中でも自分の力を最大限に発揮したいし、そして、年齢差や環境差や職種の差にこだわらず、これからもどんどん良いところを見習って吸収して行きたいと思う。

*****************

夕飯でハンバーグ作っていたが、お爺ちゃんがまだ何も食べていなかったようなので、イカと大根を煮る。

そうして翌朝の米を仕込んでいる最中にお爺ちゃんが「おい。おまえ、これ・・・」と、何かを手にして近づいて来る。

どうやら、喜寿のお祝いの日にプレゼントで差し上げたZippoのオイルが切れたらしい。

内筒を引き抜いた形で台所まで持って来て「ここまでは分かるんだ。ここに注げば良いんだな?」とお爺ちゃんにしては丁寧な質問の仕方だった。

ただそれだけのことなのだけど、なーーんて可愛い姿なのだろうと思う。

お爺ちゃん、Zippo使ったことがなかったんだ。「これでつけて吸うと美味いんだがな。」

それで、オイルを補充してあげると、凄く喜んでくれた。

これからは無くなる前に私が補充しておきますからね。と言うと、かすかに笑って、しかも、嬉しそうなオーラが立ち上っていた。

ハンバーグを頬張ると少々首を傾げていたが、大根とイカの煮物には黙って頷いていた。

その様子を、茶碗を洗いつつ遠目に眺めて、今日も自然に笑いが零れる

タバコに火をつける様は依然、働く強面の男だったが。

*******************

今日もありがとうございました。

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2011年11月08日

沢山の手

ある朝、二階の洗面所がただならぬ輝きを放っていた。

何故だか夫がピッカピカに磨き上げたらしい。

しかも、彼の休日である日曜日、とても下手くそではあるものの、一生懸命洗濯物を干してくれていた。

そんな最中、夕飯の買い物を済ませて帰宅した私だったが、既に料理をする匂いがしていることに気が付き、恐る恐る居間のテーブルを見てみたら、何と、お爺ちゃんが好き焼きを作ったとのこと。

近年夫が家事をしてくれるようになっただけでも驚いていたのに、お爺ちゃんともなると後ろに引っ繰り返りそうになるほどの衝撃だ。

代々亭主関白のおうちらしいが、どんどん変わって行く。

早くに結婚して別に所帯を持った義弟さんのみが、昔の爺ちゃんや夫と同じ風情で盆暮れ正月には「酒持って来い。」の勢いだったが、それすらも色んな出来事と年月の末には変化しつつある。

次女くんとお父さんが隣同士で座る食卓で、既にお爺ちゃんは後方のソファーでイビキをかいている。大音量のTVの前で落ち着いて眠れるってのもこの家の男性陣の特徴らしい。

普段、喧嘩ばかりしているお父さんと次女くんが突然の出来事を前にヒソヒソと話している。

次女くんが「お爺さあ、自分でスーパーに行って買い物までして来たんだけど、こんな高い肉、2パックも買って来てやんの。」と言うと、「それは仕方がないだろう。突然買い物しても相場が分からないんだから。」と答える夫。

次女くんが「そうか。」と珍しく何の反論もせず答えたその時、寝ていると思い込んでいたお爺ちゃんの怒号が響く。「馬鹿者!それは高くない!それだけ良い肉なんだ!」と。

超ビックリしたのだけど、爆笑した。

して、夫が次女くんに「お姉の分も焼いといてやろう。あいつ、焼くの面倒でまたラーメンばかり食うだろうから。」

すると次女くんが「いやいや、焼きたてが良いでしょ。このままにしておこうよ。」と。

返して夫が「焼いとけばすぐ食べれるだろが!」。

「帰って来るかどうかも分からないよ。デートかも知れないじゃん!」

と延々と言い合った結果、残りの好き焼きと、長女くんの焼かないままのお肉が残っていた。

大抵お父さんが折れるからね。


そして、その翌日の今日、今度は長女くんとお父さんと私とで遅めの朝食を食べていたところ、「昨日さあ、りーちゃんからメールが来て『好き焼きの肉、焼いておいてやったから早く帰って来て食べなさい。』だって。わざわざだよねー。」と言う長女くん。

私が「あれえ?あんなに焼かないでおいてやった方が良いって主張していたのに、あの後焼いたのか!?」と言うのと、夫が大人気なく「やったあ!俺の勝ちだ!」と叫ぶのが同時だった。

後から一生懸命考えたんだろうな。


しかも長女くん曰く「りーちゃん、お父さんのことを『お父さんってよく気がつくって言うか、中々やるよね。』って言ってたよ。」。

「あいつ、今頃気がついたか。はっはっはっ。」と笑っている夫だったが、おそらく調子にのって親しげに話しかけたら見事にしかとされ撃沈することだろう。

夫と次女くんはよく似ている。本人の前で決してあからさまに褒めないところまで。


話は戻るが、最近、驚くことが多い。

先述した夫の家事手伝いより驚くことが、お爺ちゃんのお料理だったのだが。

もっと驚いたのは、次女くんが「帰りにスーパー寄って食料品を買って来た。」と大荷物を抱えて帰って来た。驚きつつ「うう。ありがとう。(どうしたんだ?いったい!)いくらだった?」と言っても受け取らない。

さらには、本日出勤しようとしたところ、何か物音がすると思って見てみると、何とあの長女くんがトイレ掃除をしている。洗濯物も干している。

あらあ!え、偉いじゃない!どうしたの!

他所の娘さんたちならば別段驚くことでもないかも知れないが、うちの場合はいつも「誰ぇぇぇーー?!こんなところに直接ゴミ捨ててるのは?!」とか「どうして麦茶飲んで空の水差ししまってあるのー?」とか、「トイレットペーパー、自分のところで終わったら普通補充するだろうー?」などとキーキー言っているのが通常だったのである。

とは言うものの、私もついついすぐに「たいしたことじゃねーなー。」と切り替えてしまっていた。現に彼氏のところではちゃんとやっているらしいので、やれば出来ることだと。

さらに、彼女たちが学生の頃、そう、あれは私がレイキを始めたあたりの頃から、ぱったり私は何も言わなくなった。そんな小さなことはどうでも良いとさえ感じるようになった。

だから、うちではもう多分絶対やらないんだと思い込んでいたので、重ね重ね驚くばかりだ。

最近、いったい皆どうしたんだろうなー?物凄く楽だってのを超えて、一人一人が明るく輝いて見える。

そして、とどめに仕事中に来た長女くんからのメール。

夫と私と次女くんに一斉メールしたようである。

「みんなー!今日は味噌汁と筑前煮を作ったよー!お風呂も沸いているよー。」と美味しそうな写真付きだった。

嬉しくてありがたくて、でも、困った。

相変わらずちょいちょい喧嘩している声が聴こえるものの、自分のこと以外は何もせなんだ人々が家族のために何かをやり出すって、とても凄い奇跡だと思う。

くどいようだけど、他所の家庭では当たり前のことかも知れないが、誰かに強いられるわけでもなくやっている姿が、普段が普段なだけに皆聖人のように見えて、ありがたいやら助かるやら。

でも、あー、困った。

これで余計に私の悪妻ぶりが際立つ。ふっふっふっむかっ(怒り)

それでもまた今日も自分の出来ることをして、自己ヒーリングをしよう。家族を含む誰かに遠隔ヒーリング飛ばす傍らで。

そして、掌がビリビリ熱くなる頃に気がつく。

今までだって、何度も何度も気がついて理解していたはずのことを。

そうか。

私が変わったからなんだ と。

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今日もありがとうございました。

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2011年10月10日

喜寿

先日、夫が言うには、お義父さんが、その友人たちに77歳のお祝いをして貰ったのだと。

10年くらい前まで酒豪だったお爺ちゃんも最近では酔っぱらって帰って来るということがめっきり減っていた。

70代にして夫よりも酒が強いので「す、凄げーなー。」と思いつつ長年心配していたのだが、飲めなくなったら飲めなくなったで、やはり心配してしまう近年だった。

でも、その夜だけは久々に酔っぱらって上機嫌で帰って来た。

と言うのを夫から聴いて、今年も「しまった!」と思う。オニキス&ヘマタイト&シルバーフラッシュ

実はお婆ちゃんの方は誕生日が母の日と近く、しかも長女くんと同じ日なので覚えやすいのだが、お爺ちゃんの方は毎年のようにうっかりしてしまうのだ。

元来古い男気質である夫は、親御さんのバースデーだの母の日などには全く何にもしない。お義弟さんの方は花を送ったりしているのだが、夫曰く「照れくさい。」と。

まあ、その気持ちもよく分かる。

しかし、近年、似た者同士の夫とお爺ちゃんが少しづつ仲が良くなって来た。

三兄弟の中で一番仲が悪くて一番不良だった息子と同居しているのは何の因果か?と言っていたのだが、それにしても、結婚して家に入った当初は、ビックリするほど仲が悪かった。

社会的にとか、外で仕事で認められても、親にとってはいつまで経っても信用ならぬ放蕩息子でしかなかったのだろう。あるいはそう思いたかったのか。

しかし、丁度私がレイキを始めた6〜7年ほど前だったか。そのあたりから段々家の中の空気が良くなって来た。

当時からしてみれば、夫とお義父さんが会話しているというのもビックリするほどだったのに、段々距離が近づいて行って、何と今年はとうとう夫の方から誘いをかけた。

「今度の日曜、暇?俺、ささやかな祝いってことで一緒に飯でも食いたいんだけど。」と。

長年の険悪な歴史があるので一瞬にして一同凍りついたのだけど、何と、お爺ちゃんが笑ってくれた。

ええ、たったそれだけのことなのだけど。

ほんと、滅多に笑わない人だったのよ。ましてや息子の前では苦虫を潰したような顔を崩したことが無かったのよ。

笑ってくれたということはOKなのだろうということで、大昔からお爺ちゃんが気に入っている寿司屋に予約を入れようとした夫だったが、何と、日曜日はやっていないとのことだった。

そこで私が「鶏工房は?」と訊いた次第。

「ああー、そうか。一度も行ったこと無いもんなあ。でも、どうかな。名古屋コーチンは固いから歯に良くないんじゃないかな?」

あ!それに日曜日だとマスター本人が焼いている日じゃないんじゃない?

弟子を取らぬマスターなのだけど、近年、土日だけ休んでその間、従業員のきんちゃんが焼くことになっている。(なのに、週末、きんちゃんが焼いている自分の店に飲みに行って焼鳥食べてしまうこともあるそうなので笑える。)

きんちゃんが焼いたって相当美味い。

しかし、お爺ちゃんは大御所。色んな店を知っていてグルメなのであなどれない。もしも不味いと感じたら正直に言ってしまうのでヒヤヒヤするしなあ。

というふうに、あれやこれやと考えている間に、その日は夫婦とも疲れに任せて寝てしまった。

結局他の寿司屋にするか?それとも別の曜日にするか?というところで話が流れてしまったのだ。


ところが、今週の日曜日の朝のこと。

「昨日、マスターに事の詳細を話したら、『そういうことだったら、俺、日曜でも出勤して焼きましょう!』と言ってくれたんだよ。だから、今日6時に鶏工房集合ね。」

何でもマスターのお父さんも今年79歳と似たようなお年頃。「親に何かしたいよね。」と、自分の同い年の夫に共感してくれたらしい。

しかし、えええ?結局今日になったの?と、私。

だって、到底6時には間に合わないんだけど!それに御祝いに何かあげたかった!もう選ぶ時間もないし!

と騒いでいたのは、朝、事務所まで夫が送ってくれた車を降りる際だった。

そのままカウンセリングに突入するしか無いのだが、休日の夫には暇がある。

慌てふためいた私は、夫に、国立のどこそこにあるタバコ屋さんでお義父さんのためのZippoを選んどいてくれない?私、もう時間無いから!とお金を渡す。

渡した金額で予算を提示したようなものだった。

「この間、時計をあげてたじゃない。もう良いんじゃないの?」と気の無いふうに言っていた夫だったが。

夜、焼鳥屋に集合したとき、ヒソヒソと「センスの良いやつあった?」と訊いたら「あった、あった。でも、予算の倍額になってしまった。」というのを聴いてずっこけた。

「いや、それがさ!すげー、かっこいいんだよ。あれ以外は考えられない!って。」

夫はタバコも吸わないし、Zippoの魅力にも無頓着だったのに、父親のために選んでいるうちに目覚めたらしい。見てみたら、相当お義父ちゃんに似合うデザインだった。ゴールドとブラウンの渋いやつ。「ね?すっごい格好良いだろ?」と。


それはそうと、お爺ちゃんは「美味い!」と言う言葉と「さすがコーチンはしっかりしとる!」という言葉を繰り返し繰り返し叫んでいた。

その度に皆で顔がほころぶ。

文句の一つや二つ全然平気だと思っていたのに「いやあ、ありがたいことだな。ありがとう、ありがとう。」とこちらを向いて言う。

今、何て言いました?!と訊き返したくなるくらいだった。

何でもを受け容れる人のOKじゃないから余計に嬉しくなる。

しかも「いやあ、こんな店があるとは、わしは知るよしもなかった。今度は友達と来よう。」とまで。


10年くらい前だったか、Zippoをプレゼントした際、人にあげてしまったというのを聴いて「そか、使わなかったか。」と思った私だったが。

大分後に「あれはどうやって使うやつだったんだ?分からない上に部下が物凄く欲しがったからあげてしまった。」と言うのを聴いていた。

その頃、もっと口数の少なかったお爺ちゃんがそう言っている顔を見て、「残念だった。」という表情を見せた。言葉にはされなかったけれど「素直におまえに訊けば良かったのにな。」という心の声を聴いた。

要するに、それがその時代のお爺ちゃんなりの「ありがとう。」だったのだろう。

今回は、ちゃんとオイルまで入れてあげて現品を見せたら「何だ、こりゃ?かっこいいな?」と喜んでくれたので、あなたの息子が選んだのですという話をしたら「がっはっはっ!」と笑ってくれた。「大事に使う。」と。


その昔、親をあらゆる方法で泣かせたらしい息子は親御さんのために仕上げの鳥ぞうすいをよそっていた。

お婆ちゃんも、たった一杯のお酒をチビチビと飲みつつ「美味しかったわー。」と言ってくれた。

十数年前には、いや、つい最近までにはこんな日が来るとは思えなかった。

それくらい嬉しい夜だった。

77歳。

喜寿のお祝い。

一番嬉しかったのは、この席で「そんなら、米寿まで頑張るかなあー・・。」と言ってくれたこと。

いやいや、もっともっとですよ。心身共に力を入れて伝える。

いつまでもいつまでも元気でいてね。

またのんびりしているところや、美味しいって喜んでいるところや、電話で部下に怒鳴りつけているところや、一服しているところや、色んな姿を見せて下さいね。

いつまでも、いつまでも。

ありがとうって言う気持ちは、膨らみ過ぎてなかなか伝えきれない。

だから、伝え続けさせて。

**********************

今日もありがとうございました。

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2011年09月05日

体感覚

若くして亡くなったまりちゃんが、かつてお爺ちゃんに時計をプレゼントした。

その時計が止まった日、お爺ちゃんの悲しそうな笑顔を見た。

手首周りを測った後、お茶碗を洗い終えてすぐにでも時計を買いに走りたかったのだけど、深夜だった。

しいて言えば24時間営業のディスカウントストアーが開いていたが、あそこじゃあんまりだなとあれこれ考えた後、ネットで時計を見続けて気がついたら夜中の2時だった。

途中、階下へ降りて行くとお爺ちゃんとお婆ちゃんは寝静まり、お爺ちゃん愛用のテーブルの上に金色の時計が光っていた。

小さな電気だけになった居間の暗がりで、その時計に無言で語りかけた。

まりちゃんに話しかけたのか時計に話かけたのが自分でも良く分からないが、「なかなか、あなたのようにシンプルでキラリと光るものって無いのね。」と。

翌日も仕事の前後で少し歩きまわったが、どれも今一。いや、何でもない普通の時計なんだけどね。

皆地味過ぎたりギラギラし過ぎたりて何だかピンと来ない。

そしてまた時間が経過して、またその夜、お爺ちゃんの渋い笑顔を見る。

しかし、その夜、ネットで素敵なものを一つ見つけた。

まりちゃんが生前プレゼントしてくれたのと同じ日本のメーカーで、シルバーとゴールドのコンビネーション。古いけれど新しく、落ち着くけれどチャレンジャー的な雰囲気。

要するに、壊れたまりちゃん時計と似ている。

お爺ちゃん自身とその時計の雰囲気がそっくりなのは、長年着けているうちに時計がお爺ちゃんに馴染んだのか、それとも、お爺ちゃんが時計に近付いたのか分からない。

でも、そう考えて見て気がついた。

まりちゃんにとって、お爺ちゃんは直属ではないけれど、尊敬する上司みたいなもんだった。

そのお爺ちゃんのことをこんなふうに考えて考えて、やはりまりちゃんも似合う時計を一生懸命探したのだと、やっと気がついたのだ。だから、あんなに似合っていたのだと。

まりちゃんのことは知らないことが沢山あったのだけど、また一つ分かったような気がした。

で、今度はその実物を見に行って見た。

アクセサリーのショップをやるようになってから写真だけでもエネルギーを間違えなくなった。要するに良く撮るとか悪く撮れるとかそういったこととは全く関係ないところにあるものに、より惑わされにくくなったということ。

なのだけど、念のため観に行った。

間違いないなーと思って買った。やっと買えた。

ほんの2~3日の間の出来事なのに10年くらい経ったかのような気がするくらい。

その日は出勤する時雨が降っていたので、自転車を使わなかった日だった。

夕日が沈んだばかりの、まだ少しだけ明るい町を徒歩で帰って来たら、家の前の道路でお婆ちゃんがウロウロしているのが見えた。

お婆ちゃんは手を後で組んで、玄関前をゆっくり歩き回り、空を見ていた。

何度もそんな姿を見て来た。

大分離れている時からお互い気がついていたのだけど、近くに来たとき「おかあさん、どうしました?」と訊くと、「うーんー。空を見とるんよー。」と予想通りの返事が返って来た。

台風の影響を受けた風と雲をこうして身体で感じているのだな。私もよくそれをやるので分かる。

そして、こんな日に限らず、こうして外の空気を感じるために外へ出て空を見ているお婆ちゃんを何度も見て来た。いつもと同じ。

秋の匂いがして来た日にも雪が降って来た日にも。春になって鳥がさえずりだした日にも。

実は、そうして目をつぶるようにして、鼻先をこの世界に近づけて、上半身を少し付き出して、全てを感じようとしているその様は、白ちゃんも私たち人間も同じなのだと思う。

いつ訊いても「空を見とるんよー。」とか「うーん、何でもないんよー。」という返事だと分かっているけど、毎回嬉しくなって「どうしました?おかあさん?」と訊いてしまうのは、その姿の可愛さが何と言って表現して良いのか分からないくらいだから。

一緒に家に入ったら、お爺ちゃんはソファーで寝ていた。ので、お婆ちゃんに渡すことにした。

それで、お婆ちゃんに時計の箱を渡して「これ、買って来たんですけど、もしお気に召したらで・・・。」と言うと、何と、お爺ちゃんが「何だ!?」と言ってガバーっ!と起き上がったので二人とも「うわあああ!」と飛びのいた。

老いても尚キングコングが急に目を覚ましたら怖いのよ。

一度寝入ったら決して起きないうちの男性陣なのだが、何故だかこの時は「時計」という言葉を口に出しただけで起きられた模様。

でもって、”お気に召したら”という言葉も実は無用だった。

誰がいつ何を渡しても気に入らなかったら即行後ろの部屋に投げるように置いてしまう人なので、かつてライターだとかネクタイだとかポロシャツだとか、知り合いや家族からのプレゼントで手つかずのものは数知れず。

なので、渡せただけでも気が済むところだったのに、珍しく目の前で開け出したので、お婆ちゃんと私は少し離れたところからジッと様子を見ていた。

そして時計が中から出て来ると、引き寄せられるように見入っている。

実は私たちも引き寄せられた。買った私ですらも「あら?」と、改めて魅入られた。「こんなんだったかしら?」

四本指をひっかけているだけで、お爺ちゃんに凄く似合っていたから。

何でもそうなのだけど、沢山の中ではその特徴が際立たないことがある。似たような他の商品の気が移るからなのかも知れない。

でも、単体になると、複数の中ではかすかに感じられた何かがハッキリと前に出て来る。

時計を見ているというよりも、その時計を見ているお爺ちゃんをじっと見ていたお婆ちゃんと私。

お爺ちゃんも無言なのだけど、私たちも無言なのだった。ほんとに無口な家である。しかし、同時にお喋りな家でもある。

とりあえず、こういうときは、無口な方の特徴が出て、私たちはダーウィンが来た!の動物にカメラを向けるような気持ちでお互いを観察しているからおかしい。

しかし、そのうち、お爺ちゃんがその時計をテーブルにコトン!と置いたので「あー、ダメかー。似合っていたのになー。」と無言であきらめた私だった。

で、すっぱりあきらめて夕飯の支度にとりかかった台所からもう一度ソファーの方を見たところ、お爺ちゃんは、一生懸命説明書を読んでいるところだった。

もう長いこと一緒に住んでいるけれど、何かの説明書を読んでいるところなんて初めて見た。

それを見ていたお婆ちゃんが私に拳を握って上下に振って見せる。

私は「?????」となる。

いや、お爺ちゃんが時計を使ってくれそうだということは、私にも分かったのだけど、分からないのはそのお婆ちゃんの仕草だった。

拳を上下に振っているので”頑張れ”ってこと?

私が解せぬ顔をしていたのを見て、今度はお婆ちゃんは「ちゃうか。通じんか。」ということで、グーチョキパーのチョキをこちらへ出している。指先をこちらに向けているのでますます首を傾げる私。

すると、”あれ?何か、うち、また違う?”と一瞬考えた様子だったが、今度は人差し指を一本立てて見せて来た。もはや、何のジェスチャーだかサッパリ分からない。

しかし、数秒遅れで気がついた。

親指を立ててグーっ!って言うのをやりたかったらしい!

最初は親指を立てるのを忘れて拳だけなので通じず、それならばピースサインか?と悩んでくれたらしいが、そのピースが寝ていて指先がこちらへ向いているもんだから、私は思わずじゃんけんのグーを出し返してしまった。

そしておそらくグーに戻ろうとしたのだけど、親指でなくて人差し指を立ててしまったのね。

私が多分真っ赤な顔で笑いをこらえ、フグのように膨らんだ顔で親指を立てて見せつつ、お婆ちゃんにペコペコと頭を下げると、お婆ちゃんは「それや、それ。」と言わんばかりに親指を立てて来た。ここが外国の家で中指立ててたら殺し合いになるわ。

その背後で、見えた。

お爺ちゃんが手首にくるりと時計をまいて、その上から時計を掌で押さえているのを。

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今日もありがとうございました。

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2011年09月02日

世界にたった一つの時計が止まった日

お盆をはさんで久しぶりにお会い出来たYさんとのセッション。

というより、何だか彼女とはガッツリとカウンセリング+レイキをしたのは久しぶりのような気がした。

実生活、つまりは現実を生きて行くためには、ついつい他者や目先のことが気になったりするのだけど、今日は精神的な自立について話し合った。

別段今のYさんがいけないと言うわけじゃない。

でも、Yさんの心が言っている。「もうブンブン心が揺れ動くのは嫌だよ。ガツンと落ち込むのは嫌だよ。」と。

配偶者でも友人でも全ての人間関係において、愛するということと依存するということは違う。

依存や期待が大きいと、何かして貰ってもあたりまえで、もっとくれ、もっとくれと怒りながら生きることになる。

じゃあ、何故そんなに依存してしまうのか?と言うと、自分で生きて行こうとする観念がすっぱ抜けているから。あるいは、生きていけないのだと非言語的に教育されて来たから。

時に、大昔の封建的な世の中でさえ女性は強かった。

一見男性に養われるだけのように見えて、その実、どんなことをしてでも生き抜いたし子供を育てた。

人を頼らないということでもないし信用しないということでもない。

ただ、Yさんの心の声が「強くなりたい。そして、やっぱり愛されたい。」と非言語的に叫んでいた。

で、両者は両立出来る。

だいたいにおいて、自分が投げたものが自分に返って来る。

世の中、だいたいそういうふうに出来ている。それは夫婦関係でもまた同じ。

「そんな言い方をされると愛されている感じがしない。ああしてくれなければ想われている気がしない。」と、よく配偶者のどちらかが言うのだけど。

実は相手だって、しょっちゅうあれしてくれこれしてくれと言われて責め立てられていれば、同じく愛されている気がしないんだよね。その上で優しくしろ!と求めるのは無理難題だ。

同じ人間だもんね。

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昨日の夜、いつぞや一緒に飲んだKちゃんからメールが来て「かお、やっぱり助けて欲しい。」と。

KちゃんとMちゃんは昔の同僚で、同じ病院で10年以上苦楽を共にして来た。

そして今はMちゃんを所長に据えて、私の自宅近くで訪問看護ステーションを運営している。

ふと思ったのだけど、もしかして私って、あそこのスタッフの誰よりも自宅が近いかも。何だって、皆、拠点をあそこに決めたのだろう?

それはさておき、今まで病院勤務やオペ室だったのにも関わらず、訪問看護の世界へ飛び込んで、始めて何年も経っていないし身体的にも精神的にも大変なのだと思う。

何をやっても出来る二人だし、当時一緒に働いていた優秀なリハビリのスタッフも居る。

それでもやっぱり色々と大変なのだろうと想像がつく。

そのステーションを彼女らが立ち上げる少し前に、私は自分がバイトしている訪問入浴の営業所でMちゃんに遭遇して大笑いしたのを覚えている。

「もうすぐ訪問看護ステーションを立ち上げるんだ。ここにはもう来なくなるけど会えて良かった。」と言うMちゃんとの再会を喜んでいた。

で、思うに、訪問入浴に時々でも出ているくらいだから大丈夫なのだろうと思われたのだろう。

再三「一緒にやろうよ。」とKちゃんから誘いを受けていた。

私は訪問看護の方はやったことがないので、正直、大変そうだけどたっのしそうだなー♪と思った。

仲が良くて、皆が独身の頃からよく飲んだくれていた仲間だからというわけじゃない。
あの二人の仕事ぶりを回想するに、物凄く信頼がおける上に、力抜くところはしっかり抜いて笑っている様が思い浮かんだ。

根っこが真面目だから人一倍苦しむこともある二人だけど、やっぱり楽しそうだなあと思った。

でも、実際にはもちろんそんな時間はないので断ったのが前回だったのだけど、昨夜、Kちゃんの「助けて。」というメールを読んで激しく動揺してしまった。

何故かと言うと、ぜーーーったいに助けてなんて言う人じゃないからだ。

なので、「く、苦しい。Kちゃんの頼みだから聴き入れたいのだけど、忙しくて出来ない。ごめんね。」と返信すると、しばらくして「やっぱダメかー。困らせてごめんね。でも、この話は抜きにしてまた飲みに行こうよ。Mちゃんも逢いたがっていたよ。」と軽く返してくれた。でも、涙のマーク。

こちらも涙出そうになったのだが、ぐっとこらえる。

ハッキリ言って物凄く勉強になるだろうし楽しいのだろうし、期待に応えることも出来るだろう。でも、今は時間がない。

ああ、でもやってみたいなあ。

出来るわけないので断ったところでホッとしたのだが、心のどこかでアフォメーション。いい加減にしろよ、私!とそう思う。

*********************

夫と夕食を食べている深夜、無口なお義父さんが帰って来て「時計が・・・壊れた・・。」と呟く。

「もう巻いても動けきゃーしねえ。」と言いつつ笑っているのだが、よく見ると、その顔がほんの少しだけだけど悲しそうだった。

夫とお婆ちゃんが顔を近づけて見て「もう相当古いよね。これ、どうしたんだっけ?」と訊きつつ「あ!」と思い出している。

そうだった。

それは、今は亡きまりちゃん。つまりお爺ちゃんにとっては二男の嫁さんが60歳のお祝いのときにプレゼントしてくれたものだった。

なじみ深い日本のメーカー。

お爺ちゃんはそれで悲しそうだったのだ。

「仕方ないよ。」と夫がぶっきらぼうに慰める。

お爺ちゃんはまりちゃんのこと本当に可愛がっていたからなあ。

お婆ちゃんも「止まってるもん着けてもしょうがないから捨てなはれ!」と、もっとぶっきらぼうに慰めている。

修理に出してみましょうか?と言うと、今度はお爺ちゃん本人が「・・・・。いや、もう古過ぎる。換え時だ。」とハハハハ!と笑っている。

で、夫やお婆ちゃんのぶっきらぼうぶりに驚いていた私だったが。

今の今までは、三歩下がって師の影を踏まず!的に、決して不必要には近付かなかったお爺ちゃんに歩み寄り、その腕をムンズ!と掴んでいた。

もう、あの悲しそうな顔を観てからというもの、その後の私の行動はほとんど無意識で無言。

普段、オーダーメイドブレスなどを受注したときのために、いつもメジャーを持っているのだが、思わず取り出し、お爺ちゃんの手首を測った。

もう無言で手首を掴んだ時から「な!なんだ!?」とビックリして引っ込めようとしているのを無言で引っ張り戻してメジャーを巻いた。

そして、「18センチか。」と呟く私を家族全員が固唾を飲んで見ていた。

そこで初めて「あ、この女は時計をプレゼントしようとしているのだな。」と分かったらしく、皆ほっとしていた様子。

まりちゃんの時計は止まってしまった。

私も悲しい。

時間が経って行くことを、今日、生まれて初めて悲しいと感じた。

今までは、過去が苦し過ぎて、やっとここまで生きて来れたのに若い時代になんて絶対帰りたくないと思っていた。

むしろいつか眠れる日に近付いていることが嬉しいとすら思うことさえあった。

でも、今日、初めて時間が経つのを悲しいと思った。

まりちゃんの時計は、ボロボロだった。

でも、キラキラ、キラキラと輝いていた。

お爺ちゃんが60歳になったあの日とは、また別の輝きだった。

テーブルの上に居て貰おうよ、お義父さん。

そして、時計、私が買ってあげる。秋には誕生日だもんね。

まりちゃんがくれた思い出と共に、皆で長生きしよう。

皆で時を刻んで行こう。

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今日もありがとうございました。

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2011年08月16日

それぞれの場所で何気に繋がっているお盆

世間でのお盆休みも終盤。

本日はお義姉さんがいらっしゃると言う。

嫁入り先の家業を継いで鰻屋のおかみさんをやっているお義姉さんは、社交的で仕切り屋のしっかりもの。

ご自身もうちと同じくらいの年頃の子供を二人育てながらも、うちの娘たちをそれはそれは大事にしてくれた。

しかしいかんせん心配性で放っておけない質のこのお義姉さんの言動が初期の頃には非常に私の心を泡立たせた、
嫁入りたての頃はそれが原因でよく喧嘩もしてしまったこの頑固嫁でもあった。

が、遠い昔、娘たちや甥っ子&姪っ子がまだ幼い頃、お義姉さんと飲み比べをすることになり、その辺りから憎めなくなって来た。

情が深い人なので、私なんぞが気が付かない間にずいぶん弟たち、つまりは私の夫たちの支えになっていたということも後に発覚した。

毒舌である。

でも、その毒舌は、いつも盆暮れ正月などに私たち親戚縁者を笑いのるつぼに陥れる。とにかく面白い人だ。

そのお義姉さんが来るのが今日だと分かっていたら休んで一緒に飲んだくれたいところだったのだけど、いかんせん、今日も仕事だった。なかなか会えないわねー。

それはうちの娘たちにとっても同じことで、叔父や叔母がこうして来てくれるというのに、大抵は仕事へ出勤していて、ガッカリしている。「叔母ちゃんに会いたかったなー。」と。

それは私も同じである。

それで本日は私たちが仕事している間に夫と爺ちゃん婆ちゃんとお義姉さんとで寿司屋に行ったと言う。

こういうパターンも珍しい。

元々の家族だけで集うのって何十年ぶりかで新鮮だろうな。お義弟さんは残念ながら数日ずれて訪問して来たばかりなので会えなかったらしいけど。

***********************

で、私は今日、訪問入浴だった。

カウンセリングと等しくお盆だろうが暮れだろうが、クライアントさんや利用者様は待っていて下さるわけで。

ところがである。

何件目かの御宅の入浴が終わって車内に戻ると、夫がまた白ちゃんのところへご飯をあげに行っているというメールが来た。

あーた、何やってんの?せっかくお義姉さん、いらしてるんでしょ?!

「いや、今日も暑いからねえ。」

いやいや、今日は遠方の営業所へ出張しているわけじゃないんだから。立川に居るんだもん。私、こちらの仕事が終わったらちゃんと白ちゃんところへ行くよ。

「でも、それ、夜だろう?」

まあ、そうなんだけどさ・・・。

ところで夫のメールによると”「せっかく来たのに、猫の野郎がいないんだよ。」”。

それじゃあ、どこか涼しい御宅に御邪魔しているんじゃない?

と返信したのだが、それからしばらくして「居たよ!マンションの周辺を探したら、余所の車の下から、ちょこんと顔を出していた!」と言うメールと共に添付ファイルが送られて来た。20110815sironyan1.jpg

お互い「・・・・・・・・・・・・。」と無言で見つめ合ったそうだ。

さらにしばらくすると「別に放っておいても良かったんだけどさ。飯があるぞって言ったら、すっくと立ち上がり三階までついて来たからあげといたよ。今日は10分くらいかけて一気に食べてたよ。」20110815sironyan2.JPG

・・・・・・。ってか、ずっとそれ見てたんだ。

「あと、ほんとにどうでも良いって思ったんだけど、冷房のタイマーも、また5時間くらいかけて来た。」

いったいどの辺が動物嫌いなのか、もはや分からなくなって来た。

白ちゃんは白ちゃんで、私と会った際「もう〜・・・暑かったよ。でもね・・・」とまたお父さんの話をしている様子だった。

***********************

今日も猛暑だったので、よりにもよって訪問入浴の方の仕事は恐ろしく暑かった。

しかも、途中でクライアントさんから連絡が入って、どうしても今夜セッションを入れて欲しいと仰る。

困ったなあ、ばててる状態で引き受けたくないなあーーーと思っていたところ、今日に限っては電話でOKということで交渉成立。

それでも、多少危惧していたのだが、どういうわけだか、うちの風呂がいきなり壊れた。お湯が出ないってどういうことよ。さっそく明日修理に来て貰わねば。

で、仕方がないので水でシャワーを浴びたところ、妙にシャキッとして、通常通りお話が聴けた。ハッピーキャッチャー

その時には「げ?!」と思うことも含めて、何気に何とかなるように出来ているようだ。

******************

さて、来月は久方ぶりに故郷である九州へ帰る予定。

久しぶりにあちらでも墓参りが出来るなあ。

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今日もありがとうございました。

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2011年08月14日

家族会議とか、その議題とか

お盆なので、午前中からお義弟さんがいらっしゃるとのことだった。

「弟が来るそうだから、ちょっと寿司買って来るよ。」と夫が出掛けて行くときの笑顔。

どこでもそうなのかどうかは知らないが、私の近辺の男兄弟というのは決して連絡を取り合わない。ミラクルアルケミー

知っているドクター陣もクライアントさんも友人も「連絡する理由がない。」と言う。ので、一旦お互い家庭を持ってしまえば、必要最低限のコミュニケーションになってしまうとのこと。

いつぞや、同僚のMちゃんに”ブラザーフッド”なる映画のDVDを借りて観た際、感動して「もしも弟がこんなふうになったら、命がけで救う?」と夫に訊いたところ、「・・・。難しいね。」と真面目に答えて来たのだけど、その正直さとその時の表情がおかしくて爆笑した。

しかし、何年も前、その弟の若き妻が病気で他界してしまった際、私はこれまでにたった二回しか観たことのない夫の涙を観た。

必死で弟を支えつつ葬儀を進めていた。

それから何年かが過ぎ、その弟に新しい彼女が出来た際には、色んな事情があったので心底心配していた。

そして今日、年に二回しか訪れない「弟が来る!」と言う夫の顔は何やら凄く嬉しそうだった。

そして、昼間から兄弟で飲んだくれていた。隣にはたまたま休みで家に居た長女くん。


私も混ざりたいところだったのだが、お盆とは言え、今日もカウンセリングがある。クライアントさんも頑張っているし、私も頑張る。

とは言うものの、申し訳ないので、せめて一杯だけお酌をしてから出勤することにした。

それで階下に「こんにちわー。」と顔を出したのだが、いやあ・・・すっかり体格が戻られていたというか。。。、あの、その。。。

まあ、とにかく、夫と同じくらい元気になられていて良かった。

お爺ちゃんと夫と弟さんが一つ家の中に居ると柔道か何かの道場ですか、ここは?という感じになってしまう。あっついっす。

そして弟さんの言うことには「不動産屋、8連休!」とのこと。

・・・・・・・。休んじゃうんですね。この上8日も。

もしかしたらブーデー第一位は今年弟さんの頭上に輝くかも知れないね。

だが、しかし、まりちゃんが他界した後しばらくの、あのやつれた弟さんはもう二度と観たくない。

だから、兄弟で「デブ!」とか言い合っていることが凄く嬉しい。

****************************

夜が更けて、カウンセリングが終わった頃、夫から電話。

「次女くんが9時頃こっちの駅に着くって言っているから、かおちゃんも待ち合わせしようよ。」と。

え?何で?もう帰れるんですけど。←くたくた。早く風呂入りたいし。

「いや、長女くんと次女くんとお母さんと四人で九龍(中華料理屋)へ行こうと言う話になったんだよ。」

何で?

「いや、単なる家族会。ほら、今日の情報を元に会議も必要だということになって。」

全く笑ってしまった。

今、新しい彼女とどうなっているか?とか、ふさわしい人か?など、全員が興味深々なのだけど、なかなか無粋に訊けないので、皆してちょいちょい探りを入れているんだから。

で、本人たちとしてはさりげなくのつもりで質問して後から顔を突き合わせて「どう思う?!」と言っている。

そんなことする必要ないのは一目瞭然だったじゃん。あんなに肥えて幸せそう。

とは言うものの、皆不器用ながら幸せを願っている。

不動産業も色々と修羅場らしく、いつも差し上げたストラップがボロボロになっている。切れたり弾けたり無くしたり。

「あれ着けていると調子が良いんだよ!また作って。今回のが切れたときも残念だったなあ!」といつも仰る。

今日来ると分かっていれば作っておいてあげれば良かったなあ。

今度はローズクォーツも混ぜよう。

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今日もありがとうございました。

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2011年06月21日

お婆ちゃんの進化

今から7年くらい前のこと。

念願のアパレル業界に就職した長女くんに、お婆ちゃんが言っていた。

「女の子が働かなくて良い。家に居なさい。」と。

で、どんどん昇格して行って忙しくなると当然夜も遅くなるので「女の子がこんなに遅くに!」と心配もつのるわけだった。

付き合いで飲みに行くようになったりする機会も増えて来ると、そりゃもう半狂乱で。

のだけど、考えてみればうちの長女くん。

彼女たちの言う”オール”を体験したのは成人式の日が初めてだった。

おお、ついに朝帰りをしたか!と思わず次女くんと二人で誉めてしまったので、お婆ちゃんが私ら全員に怒っていた。

さすがにもう20代も半ばにもなれば彼のところへ泊って帰らないってことも珍しくないわけで、お婆ちゃんもいつしか受け容れてくれた。

まあ、今思えば、心配半分、寂しい半分というのがお婆ちゃんの気持ちなのだろう。



で、最近お婆ちゃんが私に言うのは「もー、りーちゃんはいったいいつ就職するのよ。」ということだ。「もー、辞めてから大分経つやないの。それに何でこの間の面接に合格したところ、いかへんかったの?」と。

あららら。確か、女の子は働いてはいけないのではなかったのでは?と苦笑していたのだが。20110619sironyan.JPG

お婆ちゃん曰く「だいたい、あんたが甘やかし過ぎなんとちゃう?もっとビシっ!と言わへんと!」。

それを聴いてブッ!と吹き出してしまったのが先日のことだった。

「何がおかしいの。」

だって、お義母さん・・・。昨日、次女くんにパソコン買ってあげたんですって?と言うと「う!」と後ずさっておられた。

自分の給料で買いなされ!と言っていた私だったが、要するに、それぞれ甘やかすツボが違うというだけですなあ。


昨日、次女くんに、自転車でお婆ちゃんと二人でウキウキとパソコンを買いに行ったという話を聴いたばかりだったのだ。

そりゃあ次女くんも嬉しくてたまらないだろうけど、多分孫と一緒に出かけて買ってあげる側のお婆ちゃんも相当楽しかったのだと思う。


「あ、あれはやな!」

はい。

「働いて返すって言うのが条件なんやわ!」と言いつつ耳まで赤くなっているお婆ちゃんは可愛い。

*******************

それはそうと、次女くんがお婆ちゃんと二人でPCを買って来たという話を聴いたとき、別の意味で憂鬱になった私。

いや、だって、二人ともPCとは仲良くしたことないから色々とどんなことになっているのか?と心配で。

そう思っていたら案の定、「お母さん、インターネットのところ押しても繋がらないよ。」と言う声。

ずいぶん前から新しいPCと説明書を交互に睨んでいるのは分かっていて、その後の廊下を、私はそろりそろりと風呂に向かっていたところだった。メールカウンセリングとか持ち込みの仕事が多くて時間がないのですよ!ってことで。

しかし、見つかってしまったからには仕方ない。

もう、PCの最初の設定なんて滅多にやらないので忘れる上に新しい機種はまた数年前のとは違ったやり方や表示になっているので、時間食うことは目に見えていたので、とほほほとなるのである。


かつて私のPCでガンガン仕事していた長女くんは、このPCやプリンターに謎の現象をガンガン起こしてくれていた。

とにかく触っただけであちらこちらの設定が変わってしまう電磁波娘ぶりにもビックリしたのだが、一番ビックリしたのは、彼女が会社から支給されたPCを使い始めた際、特にワイヤレスタイプのPCでもないし私のプリンターとも接続されているわけでもないのに、彼女が隣の部屋で自分のPCの印刷ボタンを押しただけで、こちらのプリンターから彼女の印刷したかったものが出てきたこと。

あり得ないんだよ!とワナワナしつつプリンターから出て来た週報を持って行って騒いだ私だったのだが、長女くん曰く「私、そんな仕組み知らなかったから出たんじゃね?」。

それで片付いてしまうから恐ろしい。

20110612sirocyan3.JPGipodを買ってうちのPCと同期させようとしているときも涙目になって「お母さん!」と言っていたし、もう、とかくそういったことは時間がかかるのだ。

私だってそんなに得意じゃないのに、さらに私に言って来る前に色んなことを起こしてPCの方も「助けてー。」と言っているような状態になってから「お母さん。」と言って来るので、尚、時間がかかる。

とは言うものの、とりあえず次女くんのPCは、ネットとメールが出来る程度までにはすぐ設定出来た。

良かった。こちらの娘はあまり電磁波娘じゃなくて。普通にやったら出来た。


しかし、本日、お婆ちゃんがボソリと呟いた。


「なんやら、楽しそうやね。うちもパソコンってのを買って色んな人とお話しようかな。」


・・・・・・・・・・・・・。私は無言で席を立ってしまった。

お婆ちゃんとPC。

ああ、色んなことが起こりそうである。ええ、既に接続する前から。


「あ、それならおばやん。マイミクってのがあってね・・・」と孫の声。

余計なことを言うなとひそかに思う私だった。

**********************

今日もありがとうございました。

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2011年05月14日

ハッピーバースデー

うちの長女くんとお婆ちゃんは誕生日が同じだったりする。

小さな頃から彼女はそれをとても喜んでいて「あたし、お婆ちゃんと同じ日に生まれたの♪」なんて言ってたものだから、私ですらこんなに可愛いんだからお婆ちゃんの気持ちは如何ほどか。

まあさばさばした人なので分かりやすい可愛がり方はしないのだけど、二人は結ばれている。

それで毎年の母の日が終わると「あ、もうすぐ婆ちゃんとみーちゃんの誕生日じゃない!」と思って焦るのだが、ああ、今年も当日の仕事が終わるまで何も用意していないとは。

それで、Sさんに「というわけなんだけど、Sさんだったら何貰いたい?」と訊いてみた。Sさんというのは、丁度うちの二女くんと同じ年の子だ。

すると、彼女曰く「金(かね)。」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・。な、なんかさ。その、それでも良いんだけど、あの、何て言ったら良いのか、それじゃあつまんないのよね。

そこでMさんという男性にも同じ質問をしてみた。彼は丁度うちの長女くんと同じ年の青年だ。

すると、彼曰く「金。」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。何か他に価値観ないんですか・・・・まあ、じゃあ、金にしようかな。

するとお二方とも「そうですよね。親から金なら今まで貰って来ているわけで。ええ、頼まれなくとも。じゃ、靴!」とか「ケーキ!」とか色々言ってくれた。いや、良いんですよ、無理しなくて。

そして、幾つかあげてくれているうちの「ネイル!」というのがヒットした。

なるほどー。靴やら服やらだとアパレル娘のセンスには絶対合わないだろう。

でも、ネイルならばどんな色が何色あっても困らない。

彼女がいつも自分で施している奇麗で繊細なネイルアートの爪が浮かんで来る。

でも、JILLSTUARTでネイルを何本か選んでいるうちに「あ、焦らなくて良かった。今晩は帰って来るわけない。」と気が付いた。

今日は誕生日だからして、おそらくは近所に住んでいる彼氏と共に過ごすだろう。

昨年も友人や彼氏たちに取り囲まれて嬉しい誕生会を催して貰って「あたしって何て幸せなんだろうって泣いちゃった。」という話をしてくれていた。

それでも、テーブルの上に置いておこう。パープルとピンクとブルーの美しいネイルを。

いつまで経っても色褪せない幼い頃からの思い出と共に。

*************************

そう言えば、思いだした。

お婆ちゃんと長女くんは同じ誕生日だけど、お婆ちゃんは酉年でみーちゃんは寅年なのだった。しかも、みーちゃんは五黄の寅(ごうのとら)で、何やらとても強いそうだ。

ちなみにお爺ちゃんも同じく五黄の寅である。60年に一回という五黄の寅が一家族に二人もいるのだが、こちらの方も爺ちゃん共々嬉しい一致らしい。

うさぎさんの夫とひつじさんの私は、間違いなく寅の長女と辰の娘に食われちまうことだろう。

では、婆ちゃんの酉はどうだろうか?

大丈夫なんだよな、これが。酉も案外強い。

と想像すると鷹だの鷲だのを想像してしまうのだが、鶏だって案外強い。

でも、そんな折、こんな動画を紹介された。

ほんと、長女くんと婆ちゃんの関係ようで可愛い。大好き。とても幸せな気持ちになってしまう。

二人とも、いや、この一匹&一羽とも生まれて来て下さってありがとう。そして、こんな素敵な映像を提供して下さった方も。

どなたもどなたも生きているだけでハッピーバスデー&ありがとう。



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今日もありがとうございました。

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2011年05月09日

母の日

母の日のお花が届いたらしく、母からメールが来た。

「綺麗なカーネーションの鉢植え、ありがとう。それに、いつかの年、送ってくれた百合ももうすぐ花開きそうだよ。」と。

そりゃ何年前の百合だろう。

途中、爺ちゃんが亡くなった年に一度家を建て替えたのだけど、いちおう子供の頃から育った家を思い出す。

そしてその畑にお婆ちゃんによって植えられていた花々を思い出す。今は母が季節の花々を植えて引き継いでいる。

そう。庭ではなくて畑と呼んでいた。

特に作物を植えるわけでもないのに、ただただ鉢植えや梅の木や地面に植えられた百合が咲いているだけの場所なのに、ガーデンではなくて代々畑と呼んでいた。

夏水仙が咲き乱れることもあったし菊が咲き誇っているときもあった。

何故だかあの小さな畑に植えた花はよく育ったので、母は数年前送った百合をあそこへ植えたのだろう。

そして毎年のように「あの百合ももうすぐ咲きそうだよ。」とメールをして来る。

願わくばあなたもいつまでも咲いていて欲しい。

ちょっと個性的過ぎる花だけど、やはり大切な一輪だと思うから。

**********************

九州へは当日に着いたらしいが、うちのお義母さんへのお花は既に夕べ届いていた。

お婆ちゃんが奥の部屋に引っ込んでいる隙にテーブルにそっと置いた。

照れくさいのでそっと立ち去ろうとしたが、襖がばっ!と開いたので「うわ。」と思った。

うわっと思いつつも「いつもありがとうございます。」と伝えようと思った。

でも、私はもう一度「うわ!」と言うことになる。

起きて来たのが爺ちゃんの方だったから。

「わっはっはっ!婆さんへの花か。こりゃ立派な花だな。」

あれ?仙台から戻ってすぐ福島へ行ったばかりでは?!

「うん、それが友人がまた死んだから明日横浜へ行かなければならない。それで一回帰って来た。まーったく。何でだろうな。まあ、仕方ないな。」

少しお爺ちゃんの目が赤くなっているような気がした。

その後ろからお婆ちゃんが起きて来て「まあまあ、もう、皆して。」と花に手を翳している。

そうだよねえ、お婆ちゃんも花が好きなんだよね。彼女が作っている小さな庭にいつも花やハーブが咲いている。

夫の兄弟たちからも花が送られて来ていたので居間が花だらけだった。

花はいつかは枯れる。

でも、寝室へ引っ込んで行く二人の見慣れた姿を眺めつつ、やっぱりいつまでも長生きして欲しいなと思った。

***********************

毎年のことだが、母の日が近付くと「お、母の日か。お義母さんとママに送らなくちゃ。」で心がいっぱいになるのだが、これまた当日になると「ああ、そう言えば私も母だった。」と思い出す。

今年面白かったのは、自分の娘たちから貰うのはまだ分かるけれど、よく知るクライアントさんたちが自宅にまでカーネーションを沢山送って下さったことだった。

そして事務所へ持って来て下さった子も居る。

私は母ではないものの、その個性的な一人一人の花々を観ても思う。

ありがとう。いつまでも元気でいてね。よりいっそう幸せになってね。

************************

で、全然関係ないのだけどさ。

亀田くんの試合を忘れていた。

いつも前もって夫から教えて貰っているんだけど、やはり当日忘れていた。

が、やはり当日も「ほらほら、今日だよ。」と言って思い出した。

夫はハッキリ言って彼らのこと好きじゃないんだけど、私、頑張っている人はどんな形であれ大好きで。

今現在は一階の居間と娘たちの部屋にしかTVがないので一階で一人で盛り上がっていた。

まず凄いのは体格差。

ボクシングでは致命的じゃないかと思うんだけど、リーチが10センチ近くも相手の方が長いのよ。

するとパンチが届かんでしょう、普通。

でも、身長も腕の長さもそんなに違うのに、胸囲だけは物凄く彼の方が大きい。

積み重ねて来た日々の重さを感じるわ。

で、わーわー応援しているものの、その時、私は観てしまった。

お義母さんのシャドウボクシングを。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!と目が飛び出そうだったわ。

亀田くんが打っているとお婆ちゃんの拳も動いている。

笑いをこらえるのに必死だったわ。

そして、最後の試合終了後、被災地への想いを語っている際にはついつい同じ言葉を同時に言っていた。

「大人になったんだねえ。」

大きなお世話だと思ったんだけど、二人で指差し合って笑ってしまった。

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今日もありがとうございました。

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2011年05月03日

それぞれの

ゴールデンウィークと言えどもお客様がいらっしゃる。

とは言うものの、どことなくいつもよりまったりペース。

ところで、クラインアトさん、いや、私たち人間というのは同じところを行ったり来たりするものだ。同じことを場所や相手を変えては繰り返す。

カウンセリングに取り組んで、大抵の場合はそれが見えるのだけど、気がついた後にもしばしは確認行動とも言おうか、変わるまでの間は同じことことを繰り返す。

というよりも、レイキで言う好転反応が出る時期と言うのがカウンセリングにもあって、一時期は最後の残り火を燃やすかのようにネガティブなパターンに走ったり。

ましてや、50代60代のクライアントさんともなれば、一つパターンで生きて来た時期が長いので、この時期も長くかかっても不思議じゃない。

なので、それ相応の覚悟が出来ていたものの、本日Tさんのお話を聴いていてビックリすることがあった。

彼女が思いの他早く変わることを選んだことに驚いた。

言いたいことを言うことが彼女にとっては長年悪だった。

良い人、良き妻、良き嫁でいることに生涯を捧げていたというのか、いや、そうでなければならないと思っていたし、他の生き方は許されないとすら思っていたかも知れない。

でも、一年前、二年前と比べれば、自分を優先させたり、お姑さんの失礼な物言いに「そういう言い方は傷つくので止めて下さい。」と穏やかに言えるようにまでなったのだ。

ただそれだけのことだけど、彼女にとっては大きな大きなことだった。

この方のお姑さんはごく普通に人に向かって「能無し。」と言ってしまうくらいの方で、もはや息子を含めて誰一人として彼女に何か意見しようなんて人はいなかったのだが。

言う方にも言う方の事情があるものの、言わせ続ける方も言わせ続ける方で。

「もう年だから。」とよく言われるようだが、スピリチュアル的にも非常によろしくない。

魂からの成長をストップ&放棄するのなら身体はいらんだろうってことで、取り上げにかかられる危険性もあるというもの。病気や怪我の原因というのは色々あるが、そんなことも無きにしも非ず。

その昔、気持ちを言うという作業に全身を緊張させて涙が出てしまうくらいだった人が、自分を尊重するということによって相手をも大事にできるということを知ることがある。

お姑さんの声がしたそうだ。

「おーい!Aちゃんー。お茶が入ったよー!」と。

それまでは、その家代々の古いしきたりにより、いついかなる時においても、午前10時と午後3時には、嫁がお姑さんに必ずお茶を入れるというしきたりだったそうだ。

その他にも、このおうちには”そりゃ病気になっても無理はない。”というしきたりが数多くあって、彼女自身はもちろんのこと、一族全体で心の病を持つ女性がわんさか居るという。

最初の頃、彼女も「遺伝のようです。皆もそう言っています。」と言って疑わなかったのだが。

へー、血の繋がりのない嫁に遺伝するのですねーと言うシェアをしたときに気がつかれた。

「変だ!」と。

そうそう。その変だ!という感覚が大事なのだと思う。

でも、自分がそれをやられて来たお婆さん世代は、自分の世代でそれをストップする勇気がなかった。中には損だと思う人もいるみたい。

でも、この代で終了にする!ということにした世代は、やはりパイオニアなのだと思う。そりゃ大変でしょうけど。下手すると何百年も続いて来た一族家族の神話ですからね。

でも、言いたいことを表現した翌日、お婆ちゃんの声がしたそうである。

「おーい!Aちゃんー。お茶が入ったよー!」と。

Aさんは涙が出た。

私はAさんの成したことの大きさを感じて涙した。

************************

一階の居間はおじいちゃんとおばあちゃんのテリトリー。

その中でも、テレビから3メートルほど離れた場所に背の低いテーブルとソファーがあるのだが、その領域を娘たちはお爺セットと呼んでいる。

その場所はお爺ちゃんが座ってTVを見たり、タバコを吸ったり新聞読んだり昼寝したりする場所なのだが、あまりに居心地が良いのでお爺ちゃん不在のおりにはうちの娘たちがこぞって場所を取る。よくお爺ちゃんと同じこと格好で昼寝したりアイスを食べていることもある。

すると、帰って来たお爺ちゃんがそれを見つけ「馬鹿者ーー!どけ!」と雷を落とすので「ひゃー!あはは!」と言って慌てて逃げて行くという光景を何千回目にしたことか。


それはさておき、先週末、そのお爺ちゃんのテーブル周りに沢山の人数分の菓子折りや荷物が置いてあった。

またどこかへ出かけるのですか?と言って尋ねてみたところ、被災地へ行って仮設住宅を建てるにあたっての指導をする仕事が来たので出掛けるとのこと。

お爺ちゃんは定年前、某電気メーカーで働いていたというのと、定年後も独自で会社を立ち上げてやはり住宅設備に携わる仕事をしているようだ。

そして、被災地の方へは古くからのご友人が大勢いるとのこと。その方々のために選んで選び抜いた手土産が積み上がっていたというわけだ。

普段滅多に話をしない間柄なのだが、それはお疲れさまですというのと同時に「具体的に何か出来るお義父さんが羨ましくもあります。」と言ってしまった私。

「何を言っとるか。毎日奔走しているじゃないか。」と言われて、え?となる。

いや、募金と節電ばかりですよ。

「何をを言っとるか。」

・・・・。あ、そうだ。馬鹿者ってのと、何を言っとるか!が口癖だったなあ。

しかし、違った。

「あれを見てショックを受け取らんものはおらんだろう。直接話に出るかどうかは分からんが間接的にも色んな症状が出とるだろう。境目は分からんが。」

お爺ちゃんも家族に仕事の話をしないが、私もまた何をやっているのか?ってのは話さないし話す必要のないことだと思っていたので、少し驚いてしまった。

カウンセリングや訪問入浴についてを一括りに「おまえがやっとること」と表現されていた。

そして、「こういうとき、どこに居るか?ってことはいじらんで良いんだ。そこに居る意味がある。」と言うや否や、唖然としている私に「TVが見えんからあっちへ行け。」と仰ったので孫たち同様、私も笑ながら逃げた。

高齢だから、全国各地の友達の最後を看取るために度々飛び出して行く光景も見たことがある。

でも、その包は共にこの時代を生きている人たちへのお土産なのですね。

お爺ちゃんは、震災の翌日から今日まで、様々なニュースを黙って見ていた。そのソファーに横になって。

そして、そのニュースに関して、圧倒的な女系家族がわーわー言っているときも、黙って聴いていた。

そして、時が来て、旅立って行った。

重要なお仕事だけれど、早く帰って来て欲しい。足は大丈夫だろうか。

ありがとう、お義父さん。

*************************

今日もありがとうございました。

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2011年03月11日

願い

盆暮れ正月など、親戚縁者が集まる機会に、皆やお爺ちゃんたち本人が「まあ、いつぽっくり行ってもおかしくないからなあ。」などと言う冗談が頻発する。

義妹のまりちゃんの三回忌の日にもお店やお寺などで全てを取り仕切ったうちのお爺ちゃんが、最後の締めの挨拶で「次は皆さんでお集まりいただくのも5年後です。えーと、5年後と言えばもう我々もどうしているか分かりません!」と自分のおでこを叩いて笑わせた。

普段は無口で強面の人なので、そのギャップに皆が爆笑していた。まりちゃんの不在に涙しつつ、お爺ちゃんの口上に爆笑しているので、皆非常におかしな顔をしていた。でも、心が救われた。

でも、私は、どうもこの手の冗談が嫌いだった。

ご本人や実の娘や息子たちが言うのだから気軽に聞き流しておけば良いのに、内心「何てことを!」と思ってしまうのだ。

それで、これが親戚縁者さんたちの前ではなく、夫と二人きりの時に彼が「もうお爺やお婆も長くないだろ。」と笑うと今まで我慢していた怒りを猛然とふるうのだった。

冗談でもそんなこと口にしちゃダメ!とキレるので面食らった夫が「いや、それでも歳から行っても順番に行くと言うのが普通の考えで・・・」としどろもどろに言うのだけど、さらにキレて「ダメなんだって!ダメなんだってば!もう200歳くらいまで生きてて欲しいんだから!そんなこと口にしたらダメ!」と固く念を押してしまう。

それでも懲りないのがうちの夫なのでしばらくするとまた同じようなことを話題にするので、前の倍くらいはキレる。そうすると、前の倍くらいビックリしつつ「わ、分かった。ごめん。」と言う夫の顔が見える。

そして、私のそんな様子は人前では出さないつもりだったのだけど、今年の正月、そのお決まりの趣味の悪い冗談で皆が爆笑している時、私、真顔になっていたらしい。

それで皆の笑いが段々静まり返って行ったのだけど構いやしない。

でも、初めて直接お爺ちゃんに言われた。

「おまえはそういう恐ろしい顔をするな。知っとるか?そういう顔になったとき、どんだけ恐ろしいと思うとるのか?ワシでも怖いわ。」

それを聴いて、自分でも気が付いた。皆がお婆が長くないだのうんたらかんたらと言っているとき、非常ーーに不快になっていると言うことに。

看護師やっている間に沢山の人の死を看て来た。凄惨な死を沢山見て来た。そのせいもあるのだろう。

そして、それ以降は思考や言霊が現実に沢山の影響を及ぼすということも知った。このせいでもあるだろう。

でも、それより何より、やっぱり元気でいて欲しいので、本当ーに心底その手のことは冗談でも聴きたくないのだろう。


年明け、春がやって来て、まだ風が冷たい頃の夜にお爺ちゃんの足がつって、皆で大騒ぎになった。

皆には内緒だっただけらしいのだけど、ずいぶん前から足が痛む夜があったそうだ。

この家に来てからお婆ちゃんの体調には色んなことがあって気を揉んだけど、今でも元気に仕事をしているお爺ちゃんはいつまでも強面で不死身かとさえ思っていた。

その夜、初めてお爺ちゃんにレイキをかけたら、翌日から今日に至るまで元通りの健脚になった。

とてもほっとした。


別件だけど、先日、珍しく二階まであがって来たお爺ちゃんがお隣の娘たちの部屋をノックして何か言っているのが聴こえた。

その直後、長女くんがこちらへやって来て「お父さん、お爺が何か話があるから降りて来てだって。」と言いに来たので激しくずっこけた。

夫が子供時代から仲の悪い父子だったそうだが、未だに直接喋らんのですか!ここまであがって来たのに隣の孫の部屋をノックして伝言ですか。

それはさておき、夫が階下へ降りて行くと娘と私は自ずと固唾を飲んでしまう。

何故ならば物言わぬお爺ちゃんが息子を呼ぶときと言えば、大抵小言と喧嘩に決まっているからだ。

そっくりなので、いや、虎と熊だからそっくりではないのだけど、いずれにしても強情っぱりで頑固だから、そりゃもう大事なわけで。

その昔、娘たちがまだ幼い頃、私が間に入って、二人のどちらにも負けないくらい「やめろ」とキレて猛威をふるった事件以来、ただの一度も喧嘩はなかった。いや、正確に言うと、私が留守中に始めて帰るまでにはちゃんと終わらせるという大変お行儀の良い状況だったらしいのだけど。(ほんとに書けば書くほど、どういう嫁だろう。)

しばらくしても上がって来ないので、ここはひとつ盗み聴きをしたろうか!と思って階下へ降りて行くと、話はとっくに終わっていて、夫は単にそのまま風呂に入っているのだと知ってずっこけた。

何の話?何だったの?とうるさい嫁なので聴きだしたところ、お爺ちゃんが初めて自分の仕事について語ったとのことだった。

お爺ちゃんは某電気メーカーのお偉方だったのだけど、定年後は自分で会社を立ち上げていた。でも、家では一切仕事の話はしないので、お婆ちゃんですら彼が何をやっているのか分からないというほどで。

だから、こんなことは初めてのことだった。

今回、事務所を拡張するという話を夫にしたそうだ。そして、今の若い人たちが軌道に乗った頃、いよいよ引退するとのこと。

そんな話をしたそうだ。

ほっとするのと同時に、嬉しかった。夫も説明しようのないくらい嬉しかったらしく鼻歌を歌いつつ湯船につかっていた。

そして、もう一つ嬉しい話を聴いた。

駅から結構遠い我が家なのだけど、何十年もの間、お爺ちゃんはその健脚で行きも帰りも自分の足で歩いていた。とにかくフットワークの軽い人で未だに軽く海外旅行にも行く。

でも、「今年はあまりに寒いので・・・」と夫が言う。

寒いので?何?

「今年に入ってから毎朝6時きっかりにお爺を駅まで乗せて行っているんだ。」

えーーーっ?!と驚く私と娘たちだが、皆口々に同じような質問をしている。「ってことは、駅まで車の中に二人きりってこと?」とか「何喋ってんの?!」とか。

それくらい仲が悪かったのに、もう三カ月もの間、毎朝欠かさずに送って行っていたとは。

「最初、何て言ったんだろうね?」と娘が言う。

「目ぇ見ないで『ついでだから送ってやる。』って言ったんじゃない?」とまた別の娘が言う。

「それで、お爺も目ぇ見ないまま『そんなら乗っかってやる。』って言ったんだろうね。」と私が言う。

そして、三ヶ月後、あのお爺ちゃんが仕事の相談を夫にするようになった。ちょっとした頼みごともするようになったのだった。


思わず、偉いじゃんっ!と夫の肩を叩きつつ、でも、どうして急に?と訊いてしまうのだが。

そうすると、夫が「いや、あんたがもうずーーっと『大事にしろ』とうるさいからさ。本当ーにうるさいからさ。少しは考えようと思ってさ。。。。それにもうそんなに・・・あー、うー、その長・・・」と語尾がしどろもどろ。

それにもうそんなに何?と言いつつ、またいつぞやお爺ちゃんに注意されたときのよう、氷の表情になって行く自分を感じたが。花の鎖

「長生きさせよう!いや、して貰おう!」と今までにないくらい赤面した夫が言うので、たちまち頬が緩んで口角があがってしまうのを感じた。

皆健やかでありますように。

口に出せない愛ほどに。

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今日もありがとうございました。

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2011年02月24日

とうとうレイキ

深夜、帰宅したら一階の居間のドアを開けて次女くんが少し大声を出す。

「お母さん!お爺が足が痛いんだって!」

あら、それは大変。

聴くところによると、以前にも夜中に足が痛くなったことがあるらしい。

健脚で強面のお爺ちゃんも歳をとって来たが、その威厳は未だ衰えることなく人を寄せ付けないオーラがある。

孫である長女くんと次女くんが傍に行って「大丈夫?大丈夫?」と言っているのだが。

このお爺ちゃんとお婆ちゃんの奥の寝室には、実は普段はなかなか入らない。何となくプライベートな空間という感じがするので私も入らないが夫も入らない。

ところが、未だかつてないほどの苦痛表情で痛がっているので、初めて奥に飛び込んで行き布団をめくって足を見た。もう1時間ほど痛がっているそうだ。

色は悪くないなあ。循環障害だとか血管が閉塞しているってことはないようだ。

でも、そんなに長時間つるものだろうか。(本人は「足がつった。」と表現している。

足がつったときの対処方はいくつかあるのだけど、今は痛すぎて指示動作も無理な感じ。

いつも痛いわけではないと言うものの、明日病院へ行って貰うことにした。実は夜に検査しても何も出来ること無いし。下手すると夜には検査自体が出来ないことも多い。

それで娘たちが足を揉んでいるところへ立ち行って初めてお爺ちゃんにレイキをあてた。

普段は足どころか、触れないし、近寄れもしない雰囲気なのよ。

私も照れくさいのでなるべくそんなことしたくない。

が、娘たちが言うのだ。「あ!やった!やって貰えるの?レイキ!良かった!」。

私は黙って足の先から順番にあてて行ったのだけど、娘たちがレイキという言葉を口にする度に人差し指を唇にあてて「しっ!」と言った。

「レイキって何やの?」と訊かれた場合、説明するのが面倒だし妙な解釈されるかも知れないし。

が、手をあてた途端、曲がっていた足の指がすーーっと伸びて来て、足の付け根の方へ広がる痛みも瞬く間に引いて行ったとのこと。

一時間半以上も治らなかったらしいのに。

今でも仲の良いとは言えない長男である夫は居間の方から心配そうに見つめて、やはりこちらには入って来れなかったようなのだが、最も恐ろしいことに大声で言った。

「レイキ!すげえな!」

思わず3人で指たてて、シーー!となる。

でも、終盤で冷たかった足がみるみるうちに体温を取り戻していった時には「やっぱレイキは凄いな。」と私が言っていたので、全員にシーー!とされた。

疑問なのはそのシー!とやっている中にお婆ちゃんが混じっていたことだ。

??????????分かってんの?お義母さん。

まあ、それはどうでも良いけど、いつまでも健康でいて下さい。長生きなさって下さいよ。きっとだよ。

爺ちゃんはすやすや眠りについていた。

まだキングコングだ。

キングコングだから痛がるときには余計に激しかったのね。

**********************

仕事帰り、りんだーまんたちと焼鳥を食べに行った。

三人とも遠方なのに、よく食べよく飲んだ。

いずれも少し長い付き合いになって来ている方々だったが。

まさかこの四人でここに来ることになるとは。

セッションルームでもそうだったのだけど、さらにはじけた笑いが店中に響いていた。

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2011年01月02日

怒涛の正月(いつもだけど)

本日元旦のこの狭い家。

人口は・・・総勢12人。

しかも、娘たちも甥っ子、姪っ子ちゃんたちもすっかり大人になったちゃって、ますます人口密度が高く感じる。

しかし、毎年のことながら皆さんよく食うしよく飲む。私もだけどね。

おせちは2組あるのだど、あっと言う間に平らげて、おじいちゃん特製のローズビーフも何キロもあったのに完売した。

一日中飲み続けている一族なので、つまみも食べ物も無くなりやすく、途中でおでんを作って置いておいたり、唐揚げ揚げたりと、もう食べないだろうー?と思ったのは、昼から食べ続けていたため。

ところがそうはいかず今度はふぐちり食べたいと言いだした。

そこで再び片付いたばかりの食器を出してふぐ鍋を作ると、これまた気持ちが良いほどたいらげてくれる。


私は嫁に入りたての頃、この盆暮れ正月が大嫌いだったの。


でも、今となっては、甥っ子も姪っ子もか可愛いらしいったらありゃしない。

特に次女くんと同じ年の子はもう東大の大学院に行く年頃になってしまっているのだが、娘を含めて、皆、いくら大きくなっても、いくら大人になっても、いつまでもいつまでも可愛らしいのよね。

お義姉さんは実に良い酔っぱらない方をする。話すことを聴いていると、実の息子たちを始め、可愛い可愛い言いだして、とうとうアラフォーの私にまでお年玉を下さる始末。でも、気持ち分かる。お義姉さんも自分の弟二人とご両親、それにまつわる人々、皆皆可愛いんだ。

こちらも愛しくてたまらない。私以上の毒舌なので全員爆笑の渦。

月日って色んなものを与えてくれる。

うちってオール電化になって何年経つのだろう?

一日中洗い物をしていたら、お湯のお湯が無くなっちゃって、皆がお風呂に入る分が無くなってしまうという危険な状態。何か分かんないけど不便なこともある。

が、お義母さん、お義姉さん、甥っ子や姪っ子、娘たちとその彼氏、そしておばちゃん。総勢8名で近所のクアハウスへ行った。(これが酒に潰れず生き残っているメンバーだったのだ。)

お義母さんやお義姉さんと一緒に裸の付き合いをしたのは初めてのことだった。

いつものごとく次女くんとサウナ比べしたり、長湯したり、露天風呂から一緒に星を眺めたり。お婆ちゃんの足をマッサージしたり、どさくさに紛れてレイキをあてた。

あまりにも近い場所だったから行きも帰りも皆でわーわー言いながらゆっくり歩いていたのだが。

帰りの夜空の星を見上げつつ歩きながら

「私、今までの人生の中で今年の正月が一番幸せだなあ。」と感じた。

若い頃、えーとそうねえ。とは言っても、多分30代くらいまで。

お義母さんやお義父さんやお義姉さんの優しさは、私にとってはよく分からないタイプの優しさだった。

でも、それさえも年々心身にしみていく優しさと感謝なのだった。201111.JPG

さて、この正月の幸せな戦争。今年はいつまで続くのかな?

私は別段いつまで続いてくれても構わない。

今年も皆さん、一人残らず元気でいてくれて良かった。

*********************

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2010年12月15日

師走 / ○馬鹿 / 箱いっぱいのゴールド

予想通りの師走。

年内に終わらせなければらないこともあるんだけど、進まない。なかなか気忙しいなー。

考えてみればカウンセリングの枠の方は通常と変わりない程度の埋まり具合なのだけど、それに纏わる諸々がいっぱいあるんだよねー。

今日も同業者のクライアントさんと話していたのだけど、12月やっても1月やっても変わりないことだったら来月で良いよね?ってことなんだよね。長い人生のスパンで考えればたいして変わりなし。

20101214sironyan2.JPGところが年内に!と思ってしまうところがこの習慣の不思議。

まあ期限のない事はほどほどにしておこう。

でも、メールカウンセリングやらアクセサリーの発送は急ぎますー。ほんとにいつもすみません。

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長女くんのお店からのセールのDMが届く。

いつもならどのショップからかも確認せずに捨ててしまいそうになってしまうところ、ハガキの端っこに”お母さん”と言う文字が書かれているのを見て気がついた。

”お母さん、るーやんと、お父さんと、Sさんと、そして一人でも是非また来てね。”

るーやんというのは次女くんのことで、Sさんと言うのはSさんのことである。

と言うことは、お母さんはセール期間中、全部で4回行かなければならないってことかい。まー、いーけどさ。

彼女が年頃になってから今日まで、同僚やらお客様やらと鉢合わせする機会がある度に「び、美人ですねー!」と皆さんが言って下さる。

次女くんも同様に出会う人、出会う人、誉めて下さる。

でも、人の娘だからさ。

「ブスですねー。」って言う人はいないじゃん。

あと、人の事を見て「若いですねー。」って言ってくれるのは普通だけど、「ふけてますねー。」って言う人もいないわなー。

その辺が分かっていない人々の取り返しのつかない失敗例を物凄く見て来ているのであまり調子に乗らないようにして来たが・・・。

誉めて下さる方々が、もう本当ーーーに心から驚いたように「娘さん、美人ですねー!び、美人ですねーーー!!!」と言って下さるので、同じくらいのテンションで「えええええ!?ほんとー?!」となる私のリアクションを皆さん大笑いして見て下さる。

そして、”綺麗だなー、可愛いなーと思うのは、自分が親だからだと思い込んで口に出さないようにしていましたよ!”と言うと、私が本気で言っているのが伝わるのか、また大笑いして下さるのだ。

それでもって、家に帰ってから、長女くん、あるいは次女くんに、「ちょっと、ちょっと!大変よ。お母さんやお父さんはね、あくまで親だから可愛く感じるんだと思っててさ。それでずっと口に出すのを我慢して来たんだけど!世間の人々からも美人に見えるらしいよ!」と物凄く本気で言うので、娘たちもゲラゲラ笑うのである。

彼女たちでも何か辛いことがあったりして落ち込んでいる時や自己卑下している時には「・・・・。そんなことないよ・・・。御世辞だけだよ・・・。」と違うリアクションをして来る場合もあるのだが、そんなときには”あ〜、さては何かあったな。”とすぐ分かる。

そんな時にも私が「ちょっとー!」と言う。「何を言ってんの!Sさんが『雑誌に載っているモデルさんみたい!』って言ってたよ!」と同じテンションでひるまないでいると、やがてネガティブモードが負けて苦笑いに移行し、それでもこの喜びを伝え続けていると笑顔になり、数十分後には爆笑に変わっている。

「分かったよ、自信持つよ。うははははー!」と。

元々、良い方にも悪い方にもエネルギーが強い子たちなので、落ち込んだときには昇る朝日も落としてしまうくらいの暗さなの。でも、こちとらその朝日を持ち上げたろうかってな勢いなのよね。ただ、そこに存在してくれているだけで。無事に育ってくれてありがとおおお!って。20101214sironyan1.JPG

でも、真実がどうなのか?ってことは、もはや、この親馬鹿ぶりでは全く分からないというこの現状。ははは。

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Rさんから小包が届いているのを見て、”ありゃ?”と思った。

”私、忙しい最中、無意識に石鹸注文したのかしら?まだあるでしょうが。”と。

お義母さん、とうとう私、頭がおかしくなった と言うと向こう側のソファーにいるお義父さんまで起き上がってこっちを見た。

「頭がおかしいのはお互い様だろう。」と訳の分かんないなぐさめ方をしているのは歳が行っても未だキングコングなお爺ちゃんの優しさか?すげー、ビックリしたけど。

「ビックリするのはお互い様だろう。」

何でもかんでもお互い様で解決なさって来たのですか、さすが昔堅気!と、こちらも訳の分かんないことを叫びつつ段ボールを開けたところ、中から沢山の柑橘系が。元気いっぱいのオレンジ色が飛び出して来た。爽やかな香りと共に。

オーラソーマで言うと、この色はオレンジじゃなくて、もっと明るいゴールドという名称になるんだよね。

お婆ちゃんが一番喜んで叫ぶ。何たって物凄くミカンやらその他諸々の柑橘系が大好きなんだよね。

とっても心が暖かった。皆で分かち合える豊かな色彩と心をありがとう。

忙しい中でも感謝がつのる。

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今日もありがとうございました。

良い一日でありますように。
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posted by かおる at 06:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 嫁&姑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする